〜はじめに〜

けったGP開催となります。
時間が惜しいのですが前書きと言うものは大切だと思います。

さて感想コンテストと言う事で何をやるかあれこれ考えていました。
ジャンプ感想ボーナスがあるとの事でしたが(当初)じゃあJOJOしかないんじゃないか?

いや、それではダメだ。もう既に多くの人がJOJOネタには手をつけている。
今更感もある。

前回発表した超兄貴やシャドウゲイトみたいなゲームレビューはどうだ?
いや、制限時間がある。画像を引っ張るにはゲームをプレイしながらやる必要がある。
この手のものは画像が無ければ面白さが伝わらない。
ゲームをプレイするとなると短いゲームでも時間がかかる。
数々のシーンを引っ張らなければいけない以上、制限時間制の手前これは正直厳しい。
それに二番煎じだ。
他にもケムコADVはあるが前回のシャドウゲイトほどのものではない。正直劣化にしかならないだろう。

ではどうすればいい?
そこそこ知名度があって、インパクトがある。
それでいて、他の人があまり手をつけていない未開の領域であるべきだ…

…そうだ。アレがあるじゃないか。
自分が気軽に手をつけられるもので、その条件を充たすものが…











こいつが…

最近ヤマジュンネタがすぐに頭に浮かぶわたし。
しかしヤマジュン作品は基本的にくそみそテクニックばかりが有名で他の他作品はまだまだ未知だ。
まだまだ知られていないヤマジュン作品をコメントしよう。
わたしの頭の中では既にそれが決定していました。

ゲイ漫画という事もあるので性質上18禁ですね。
しかし以前にカンコンではボーイズラブ小説のレビューを行っていた人もいました。
それにけったGPでは18禁作品は禁止とも決められていない
ヤマジュン作品を扱うしかないと思った。
そんな訳でヤマジュン作品を発表するけどいいよね?答えは聞かないけど。
ええ確信犯です。その為にあえて年齢制限があるかどうか尋ねませんでした。

※もちろん18未満の方やホモネタが嫌いな方は見る事をお勧めしません。
ブラウザバックを推奨します。


こちら非常口です。





つまりは18歳未満の方やホモネタダメ!ゼッタイ!な人達からはまず票をもらえないという事ですね。
初っ端から大きなハードルを背負った作品発表が今始まる…。






















これだけ空間を空ければ大丈夫ですね?


さて、一応念の為…わたしはノンケです。
読者の方もノンケの人が大半でしょう。
そもそもヤマジュン作品はガチホモ雑誌に載っておきながらガチホモ達には不評な漫画でした。
なのでノンケ向けかどうか、それを含めて評価していこうと思います。

ヤマジュン作品は恐ろしいまでにシュールなギャグ漫画
そう言っても過言ではないと思います。
ホモ漫画だからと敬遠しないで読んでみれば、
そんじょそこらのギャグ漫画を凌駕する笑いが訪れると思います。
表現がエグい所はありますが。
その為のヤマジュンレビューです。

ここを読んでこれなら自分にも読めそう!などと思ったら作品タイトルで検索してみるといいと思います。
有志のヤマジュニストが総本山に代わって保管庫を作っていてくれているので
たやすく閲覧できると思います。


基準をノンケのホモ描写ダメ、という人が読んでもいい、という事で
最もメジャーなくそみそテクニックはあえて外したいと思います。
起源にして頂点とも言うべき作品ですが概要を文章のみで割愛。

(扉絵自体がネタですが表現部分のため割愛)

ギャグ度 90 ホモという形式を使ったギャグ漫画と言っても過言ではありません
シュール度 90 阿部さんのキャラが飛び抜けすぎている。ヤマジュンワールドここにあり
ノンケOK度 70 ホモ描写と変態プレイがマイナス要因。かなり相殺している感ありますが
総合評価 90 ヤマジュン代表作。これを知らずしてヤマジュンは語れない

ストーリーに関しては語るまでも無いですね。
と、言うよりも知らなくて十分。コマや名言をピックアップするだけでわかると思います。

「ウホッ!いい男…」

「やらないか」

誘い方がスケール外過ぎます。
いきなり突然ナニを晒して誘うと言う
もし相手がゲイでなかったら即通報で即座に御用レベルの行動です。
彼は見ただけでホモかそうでないかが判断できるのでしょうね。

「いいこと思いついた。お前俺のケツの中でションベンしろ」」

「男は度胸!なんでもためしてみるのさ。きっといい気持ちだぜ」

ちっともいい事じゃありません。
そんなもの度胸の内に入りません。

しかしそんなとんでもない発言すら男らしく思えてしまうのが彼の凄さ。
ヤマジュンワールドここに極まるというべきですね

「しーましェーン!」

本来の主人公である道下もいいキャラをしています。
トイレを求めて全力疾走していたのにいい男を見るなり尿意も忘れてホイホイついて行ったり
ホモセックスの経験は無いにもかかわらず阿部に誘われるまま変態プレイを連発。
彼の表情やモノローグのキモさもこの作品において大きな売りの1つですね。


ギャグ度 50 一度に吹き出すような笑いはありませんが結果見れば非常にギャグ
シュール度 90 オチが秀逸。非常にホモ漫画らしからぬ結末
ノンケOK度 80 ホモセックスの描写が無いので見やすい部類。局部アップ等は多いが
総合評価 70 一言で言えばオ○ニー漫画。いい意味で

主人公高梨亮はホモグラビア雑誌のモデルです。
彼自身裸体を見られたいと言う欲求や自分の肉体の美しさを愛するナルシストでもありました。
そんな彼ですからセクハラカメラマンからホモセックスに気安く誘われたりします。

「俺は仕事でここに来たのであって遊びに来たんじゃないんだ。
そういうことはスキモノのガキにでも言ってもらおうか」


仕事人のプライドを感じさせる様な一言で一蹴。かっけえ。

しかしそんな彼の実態は…

「かわいいやつ…今夜も寝かせないからな…」

なんと自分が出演したビデオで自慰に耽っていました。

そう、彼はただ単に極度のナルシストなだけなのでした。

「フ 俺にゃああんたらは必要ないんだよ。
俺には俺さえいれば…な!」

結局ただのナルシストなだけでした。
あまりに予想外のオチに大笑いしました。


ギャグ度 90 ギャグの塊。掲載する雑誌を間違えた気もするほど
シュール度 70 無理のありすぎる山田のビルドアップ、その方法は魔術レベル
ノンケOK度 70 エグくはないがホモセックスシーンが。かなりギャグで相殺はしてますか
総合評価 75 ホモを使ったギャグ漫画と言ってもいい位の存在

実はこれはある話の続編なんですね。前回を見た方が面白いとは思いますが一応読めます。

ホモの柔道部OB長野が恋人だった後輩、堂本を訪ねると、彼にはいい男の恋人ができていた。
長野も目を見張るほどのいい男は、数年前ひと悶着のあった冴えない教師山田だった事に驚愕。

このくだりは前作のやりすぎたイタズラで語られてますね。ここは割愛。
山田は堂本にふさわしい男になりたい一心で猛鍛錬に励み心身ともに超変身。
特に短小だったペ○スを急成長させたその秘訣はというと…

「これが短小ペ○ス増大作戦さ」

ナニを竹刀で毎日叩く事によって巨大化させるという超荒技。
いやそれ大きくなったと言うより腫れてるだけですから。

そして山田と堂本のホモセックスに感極まった長野は服を瞬時に脱ぎ加わります。

「よしっ!三連結だ!」

と叫ぶ山田。長野が挿入したその瞬間。

「きゃいーん!いいわいいわ二人とももっとあたしをいじめてーっ!!」

「ああーんすてきっ!」

山田はバックに挿れられると女性化してしまうという訳のわからない性癖がありました。
いくら逞しくなっても本質は元の山田のままだと、長野は呆れるのであった。

なにこのオチ。こちらが「どーなってんの?」ですね。


ギャグ度 60 どちらかと言えば真面目な話。しかし随所のヤマジュンテイストが爆笑
シュール度 60 ハッキリ言えば比較的まともな話。光男の性別が逆であったら。
ノンケOK度 95 直接的なホモシーンがないので最も普通に読めるレベル(ヤマジュンでは)
総合評価 80 ギャグ要素としてのホモを容認できる人ならオススメ

主人公、川口光男は恋する男の子
恋心を抱いていたかつての先輩、土屋剛に想いを伝えようとしていました。
しかし今の光男にはそれができない理由があったのでした。

「中学の時はインキンに悩むひょうきんなバスケット部の部長だったけど、変わるものだなあァ」

思い出に頭を傾けていると剛は

「ああキンタマの毛がかゆい、またインキンの季節が来ちまったかあァ!」

と豪快に股間を掻き始めます。なにこの展開。

突如現れたのは学校の番長。光男に例の場所に来るようにと促します。
その光景に疑問を抱く剛。

場面は移り変わって、光男が番長と取り巻きに輪姦された後の光景が。
そう、光男が剛に想いを伝えられない理由とは
今の自分が番長の肉奴隷にされているという事実からでした。

この作品的に考えて当然ですが番長もホモでした

「僕は汚いんだ、汚れてるんだよ…」

光男、恐ろしく乙女です。
そんな訳ですから光男は剛とまともに顔も合わせられません。
自分を避ける光男を不審に思う剛。
そこである日クラスメイトから思わぬ驚愕の事実が。

「川口君は番長のホモの相手なんですよ」

なんと学校では周知の事実でした。

「いつも番長に校舎の裏の空き地で掘られてるって話ですよ」

クラスメイトさんもう少しオブラートに包んで下さい。
ここまでホモが浸透している学校、まさにホモの巣窟です。

衝撃を受けた剛がその場所に向かった瞬間、彼が目にしたのは。
番長と取り巻きにリンチを受ける光男の姿でした。

「この野郎、もう番長とは会わないだと?ふざけるんじゃねえ!!」

「てめえは番長のペットなんだよ!」


光男は番長との関係と手を切ろうとしてその事を告げたのでした。
しかし当然のごとく番長からの制裁を受ける事となりました。

そこに駆けつける剛。

「水臭いじゃないか。ひとりで悩んでないで俺に打ち明けてくれればよかったんだ
俺はな中学の時からお前のことを好きだったんだぞ

だけどお前がノンケだったらと思うとこの道に引き込むのがこわくて好きだとは言えなかったんだ」

「だがこうなりゃ話は別だ俺は腕ずくでも奴からお前を奪い取って俺のものにするぞ
もんくはないな?」

「わああっ僕もずっと剛さんのことが好きだったんだよォ!

だけど番長とのことがあってずっと好きだとはいえなかったんだよォォォ」

なんという両想い。

しかし当然のごとく番長がそれを許すはずもありません。

「ここでお前さんが裸にでもなるというんなら考えてやってもいいさね」

番長、訳のわからない要求ですね。

「なめるんじゃねえ!俺に勝てたら考えてやらあ!」

いきなり逆上した番長、光男へと殴りかかります。
最初からそうしなよ。
しかし光男もなかなかのものであっさりと攻撃をかわすと反撃を見舞います。
ダウンする番長。追い詰められた彼の行動は…

「くたばりやがれ!!」

なんと股間を拳で殴るという暴挙。普通蹴りでしょうになぜ拳で。

悶絶している間に番長の猛攻。このまま剛が敗れてしまうと思われたその瞬間。

「やめてよォ! 殴るなら僕を殴ってよ、番長と別れるなんてもう言わないからァ!

剛さんもういいよ!僕は剛さんに愛される資格なんかないんだ!
番長に誘われて欲望をおさえられずに関係を続けてきたようなばかな男なんだ
汚れてるんだよォ!」

「だからもういいよ僕のことなんか忘れてよ…」

光男の乱入。そして彼の口から意外な言葉が発せられます。
番長とは元々は同意の関係だったという事。
相手がいなかったばかりに肉欲から付き合い始めたと言う訳ですか。
光男の剛に対する後ろめたさの本当の理由はこれだったのでしょうか。

光男、実に乙女です。
性別が逆だったらまともな話として成立するんですが。

「とんだ涙ちょうだいの茶番劇だぜ」

そう一蹴する番長。しかし剛をいつか屈服させてやると宣言し
それまではせいぜいうまくそいつと付き合っているんだな、と光男を解放。

妙に男らしいぞ番長。ホモだけど

「あいつの金玉…殴りごたえがあったぜ…」

どんな金玉なんですか。

「光男よ、これで俺達は晴れて恋人同士だな」

「じゃあ…いいんだね?こんな僕でも…」

「これがお前に対する今の俺の気持ちさ」

なんと、この男自分の愛情をそそり立ったナニで表現しました。

プラトニックかと思ったらなんという男でしょうか。

「覚悟しろよ。これからは毎日こいつでお前をヒイヒイ泣かせてやるからな」

いや、インキン持ちでしょあんた。その前に治せ。

そしてラストは金的を殴った番長がインキンの痒みに苦悩する姿。
なんて清々しいオチでしょうか。


さて、突然ですがここからは個人的なワースト作品についてコメントしたいと思います。
つまりは初心者にお勧めしない所です。うっかり見てしまわない様注意と言う意味をこめて

ワースト NO.3

ギャグ度 60 煩悩まみれの主人公のセリフはさりげなく面白い
シュール度 30 爽やか過ぎるラストはシュール。しかし全体的に無駄な生々しさが惜い
ノンケOK度 20 強姦、ホームレスとエグい要素ばかり。本人はハッピーエンドなのが救いか
総合評価 40 そこそこ面白いが表現がエグい。ギャグが見たいなら最初とラストで十分か

ハッキリ言うと、心の奥底にホモの気があった新米の僧侶がホモに目覚め、仏の道を捨ててしまう話。
どれだけ信仰心の薄い坊さんなんでしょう

こう書くと笑えますがその描写がえげつない。
そのきっかけがよりによってホームレスの浮浪者2人にヤられてしまうというものなのです。
衛生観念のかけらもない虫けら同然の浮浪者2人がかりで強姦されてしまうと言う展開は
たとえ普通のAVであっても眉をしかめるシチュエーションでしょう。
わざわざ見開きでそのシーンを描くのはヤマジュン作品を初めて見た頃のわたしにとって
ヤックデカルチャー(何と恐ろしい)と漏らしそうになる気分でした。

さて蛇足ですがネット上で「僧衣でググれ」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
それはこの漫画の事を指しています。また、お坊さんの服を描く資料として僧衣で検索した人が
これを見て面食らうと言うエピソードも多数聞きます。
ヤマジュン作品の中でも初心者にお勧めしないエグい漫画が最も踏みやすい地雷とは何とした事か。

○名シーン

幾度と無くホモを夢想していたり、浮浪者に捕まりたいと思っていたりと
どう考えても仏門に身を置く者として失格です。
そもそも怒張したナニが邪魔でうまく走れないとはどういう理屈でしょうか。


ワースト NO.2

ギャグ度 10 最後の死因はギャグと言えなくもないが全体的に黒い
シュール度 50 主人公の思想は最低ですが行動はギャグとしか思えない事ばかり
ノンケOK度 10 少年が犯罪者に強姦される、更に少年に淫行未遂とモラル的に最悪
総合評価 20 話が暗く、犯罪的で、幕切れも鬱展開。暗い気分になりたい方はどうぞ

一言で言うなら鬱作品。
ある田舎村駐在の警官は少年愛者だった。偶然出会った少年に淫行を試みる。
その根底にあったのは幼少時に労務者に強姦されたトラウマからだった。
過去の受けた性暴力が新たな性暴力を生み出そうとする、まさに繰り返すロンドの終末は…。

紹介していて気分が悪くなる様なゲスの作品です。
道端で少年を見るなり言葉巧みに淫行をしようとする主人公。
そして回想シーンの、少年を浅ましい欲望のはけ口としか見ていない労務者風の男の強姦シーン。
果てには主人公の性器を切断すると言うその恐ろしい復讐方法。
少年愛のどこが愛だと思える様な最低な登場人物ばかりです。こんな奴等に愛などと口にして欲しくない。

主人公は少年の警戒を解くため、自分の尻に石を詰め込ませる芸を見せるという奇行を行うのですが
これが災いして眠ってしまった間に数百個の石を尻に詰め込まれて恐らく死亡
何ともまあ笑っていいのかわからない死因ですがこの負の連鎖が断ち切れた点は良しとすべきですか。
主人公は強姦をした男を「童話のオオカミ」と例えて忌み嫌い、退治した事を誇りに思っていました。
皮肉にもそのオオカミと同じ死因を迎える訳ですね。(赤ずきんちゃんの腹に石を詰め込まれて死んだ話)
この辺りは皮肉が利いているというか象徴的です。

少なくとも性暴力に愛も救いも無いと思える辺りは教訓的ですか。
主人公が無駄に明るく、変にポジティブな点だけワースト1より評価を上げています。

○名シーン

どういう気の引き方なんですか。
大体なんでそんなんが面白いんだこの子供は。


ワースト NO.1

(下部にお見せするには憚られるものがあったのでカットしました)

ギャグ度 0 ギャグの余地が全くない浅ましく黒い欲望のみ…
シュール度 30 悪意は悪意を生むという人間の業について考えさせられる点はあり
ノンケOK度 上記の点だけ加味してこの点数。それの最悪の例の1つと言えるかも
総合評価 10 醜い人間の欲望の形に興味がある方は…それでも正直これは…

これまた少年愛の鬱作品。
ある教師からホモの道に足を踏み込んだ少年は、ホモセックスの快楽に溺れ教師を愛する様になる。
しかし突然に教師は主人公をにべもなく捨てる。新しい相手ができたからである。
そして時を経て、主人公は同じく教師となり、かつての教師と同じ道を歩んでいるのだった…。

ヤマジュン作品の少年愛は鬱作品、という言葉の代表作。
最初は視覚的な意味で前述の死のロンドの方が嫌だったんですがこちらの方がヒドいと思います。
基本的には死のロンドと同じなのですがこちらは非常にストレート。

問題のある原文ままの表現ですが「緩んだ肛門には魅力は無い」という趣旨。
何も知らない少年をホモの道に引き込んで欲望のままに弄んでおきながら、最悪なまでのヤリ捨てです。
少なくとも主人公は教師を愛しておりました。
浅ましい欲望のために純真な少年の体も心も踏みにじりつくすという最悪の展開です。
当然その因果は巡るもので、教師は主人公の何らかの行為で自殺に追い込まれます。

そして彼もまた体育教師となり、幼い少年を毒牙にかけていました。
そして悟るのです。
今、相手にしている少年に対して、かつて自分が最低と思った教師と同じ思いを抱いていると。

「Y先生よ 俺も新しい少年愛の相手がほしくなってきたようだぜ」

どこまでも因果は巡るものです。そしてこの主人公の末路も見えた気がしました。

欲望のままに少年を食い物にしていると言う点では死のロンドと同じですが
飽きたら捨てる、という思想的な点で最低の評価を下しました。
本当にヤマジュンの少年愛にろくなものはないぜ!

○名シーン

名シーンなんてありませんよ。
少年愛者とは名ばかりの性犯罪者なんですから。


さてこちらが真打ちです。

○個人的No.1作品

扉絵の時点で出オチな気がします。なんてポップなタイトルフォントだ

ギャグ度 99 本来の話的には真面目なんでしょうが何もかもがギャグとしか思えない
シュール度 90 肛門裂傷による出血死、ラストの結末といい何もかもが狂っています
ノンケOK度 80 強姦シーンはありますがもはやギャグとしか思えず描写も甘いので○。
総合評価 90 くそテクに隠れているのが残念なほどの超級ギャグ漫画

ヤマジュンと言えばくそテクなのでしょうが、自分はこちらを推します。
究極のギャグ漫画と言っていい男狩りをNo.1として紹介します。

「ふははは!どうだ俺のペ○スの味はーっ!!」

最初からクライマックスです。

まるで世紀末。北斗の拳を思わせるモヒカン男のいきなりの強姦シーンから始まりました。
男は肛門から大量出血してあの世行き。

「悪く思うなよ。恨むならこのデカすぎるペ○スを恨みな」

なにこの決め台詞?
モヒカン男は高笑いと無残な亡骸を背に去っていきました。

さて舞台は変わってある一家。日高良司、雄介という2人の兄弟が朝を迎えていました。
弟、日高雄介はあのモヒカン男を追う警官でした。

新聞でモヒカン男により7人目の犠牲者が現れた事を知って憤慨します。
何でも新聞によると男は肛門裂傷による大量出血で死んだとの事。ナニそのトンデモ死因。
しかも同様の手口で今までに6人も犠牲者が出ていたとか。何それ?

雄介はモヒカン男を捕らえる事に炎を燃やします。そりゃこんな奴を放って置いたら警察の名折れ。
一方良司はモヒカン男の危険さに注意する様促しますが雄介はそんな事はなんのその。

「俺の事はいいからさ、兄キこそ年なんだしそろそろ嫁さんの心配でもしろよ。
 さもないと欲求不満でこういう変質者になっちまうぜ?」

「何をばかなことを…俺は先に出かけるよ」

すさまじいフラグ臭のする会話です。

日は落ちて夜に黒の帳が降りる時。
良司はグデングデンに酔っ払って帰ってきました。

良司は会社で左遷を告げられていたのでした。北海道に明日から転勤しろとか無理がありすぎる話ですね
どうやら良司は会社ではうだつの上がらない存在だったらしく今回の左遷も厄介払いだった様です。

「ちきしょう、あのヘボ部長めェ。栄転だなんて言いやがって俺を片付ける左遷じゃないかァ」


自暴自棄になって部屋の天井を眺める良司。その先には妙なくぼみがありました。

「今日が最後になるかな」

ババアァーン!

「フフンレザーをつけるとすぐ勃ちやがる。まってろよ、すぐに獲物を見つけてやるからな」

何とモヒカン男は良司でした。
百聞は一見にしかず。この画像のみでどれだけの事態かわかると思います。
なんと普段の頭がカツラで自毛はモヒカンというクロマティ高校というのも驚きですが
嫌でも目に入るのは股間が露出するアンダーウェアなしのチャップスという変態コスチューム。

恐ろしい事にそのまま外を出歩いていきました。
こんな一発通報レベルの目立つ格好でなぜ今まで捕まらなかったのかが疑問です。

「ようお兄さんよ女とイチャつくのもいいが、男と強烈な一パツをやるのもいいもんだぜ。
 俺が教えてやるよ…!」


なんつー口説き文句でしょうか。そして露になった男の顔は…

「この野郎ーっ!やっと捕まえたぞ変質殺人鬼め!
 俺たちは警察のものだお前を捕まえるおとり捜査をしていたんだよ!」


まさかの弟でした。

そしてやけになったのか良司は自ら正体をばらしました。

驚愕する雄介。
そりゃあ一つ屋根の下で暮らしていた兄が変態ホモ強姦魔だったなんて誰が想像できるでしょうか。

良司は今まで溜め込んでいた胸の奥のものを吐きだすかの様に犯行の経緯を語りだします。
会社では能無しの邪魔者扱い、30歳を過ぎても何も楽しみも持ち合わせていない自分に気付き
落ち込んだままの生活が続いていたとか。
そこで自分に自信をつけるためになぜか内緒でボディビルを始めたそうです。

「自体がたくましくなると自分に自信が付いてきてね。
 すると今までおしかくしていたホモの欲求が頭をもたげてきた」


どういう理屈でしょうか。体が逞しくなったからホモに目覚めたとかそういうのかと思いきゃ、
押し隠していたとかさりげなく元からホモの気があった事をカミングアウトしてますよ。

「今まで行く勇気もなかったハッテン場へも足を運んだんだ」

ああ、やっぱり元からホモなんですね。
行きたかったけど自信がなかったから行けなかったとかそういう事ですか。

「だけどそこでも俺はのけものだった!
 それは皮肉にもこいつが原因だったんだよ。

 23センチのデカチンは羨ましがられこそすれ誰も受け入れることはできなかった。
 そこでも俺は能なしの烙印を押されたんだ!」


ええと色々突っ込むべき所があるんですが要約すると
ナニがデカすぎて相手にされなかったという意味ですね。

23センチと言えばふと聞いた事がある日本人の平均サイズの倍近いサイズです。
陸上のバトンや定規サイズですね。
まあそりゃあ本来の用途でない器官に突っ込むのは無理があります。

そもそも良司が受けに回ればよかったんですけどね。

「だからこうして男をあさりつづけていたのさ!
 これよりほか俺の欲望を充たすものはないじゃないか!」

「ばかだよ兄キは…そんなことで一生をぼうにふるなんて…」


メチャクチャだ。
日頃の鬱憤となまじ人並以上のナニと同性愛嗜好を持ってしまった故に迎えた不幸ですね。

…な訳があるか。
だから良司が受けに回ればよかったんじゃないか。


○棒で人生を棒に振ったというんですね?
本当に馬鹿としか言い様がありません。
心の底から雄介の言葉に同意します。

「ああ、俺はばかさ。あのヘボ部長の言いなりになって転勤しようとしてるんだからな。
お笑いぐさだよ」

そこじゃねーよ!

「だから今日が最後だと思っていたのさ。そしたらあろうことかお前をつかまえちまった
 だがやめるわけにはいかないぜ、爆発寸前なんだ俺はお前が欲しい!

 弟を殺しちまうわけにはいかないから
 お前が俺のケツにペ○スを入れてくれ。

できるだろう?

できねーよ!!

弟はノンケだろとか近親相姦でホモだとかあらゆるものをすっ飛ばしています。
発言の何もかもが狂ってる…

「さあ遠慮はいらん思うぞんぶんぶち込んでみろ!!」

だから少しは常識を考えろ。
悲しみで落涙するばかりの雄介を完全に無視して勝手に話を進めています。

そして雄介は涙を流しながら無言でズボンからブツを取り出し、
良司の尻に挿入します。

「いいぞ…!鉄みたいに熱く感じるよ
 さあ一気にザー○ンを発射しろ!!」


超展開に何も言えません。
結局やるのかよ雄介。

「発射………するよ…」

ズキューーーン

いきなり尻から爆発音。
良司は尻から血を流しながら倒れ、事切れました。
尻に刺さっていたのはなんと、拳銃。
つまり、良司の尻に拳銃を挿入して発射したのは鉛弾だったという事ですね。

何この展開。
まさに衝撃のケツ末

頬に無言で悲痛の涙を流す、雄介の姿を公園のライトが照らしていました。




言葉にできない位超展開でした。
意識してやったのかわかりません。
むしろホモというジャンルを利用したギャグ漫画としか言い様がないですね。

山川純一先生は稀代のギャグ漫画家です。



さて本当は他にも紹介したいものがあったのですが時間の関係でここで終わりです。
ここまでの所要時間9時間30分。

こうして、わたしの初めてのけったGP体験はクソミソな結果に終わったのでした…。

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