プレーリードッグ・セミナー



10/25(月)
10/17日(日)横浜にて、SBSコーポレーション主催の
プレーリードッグセミナーがありました。
Exotic Pet Clinicの霍野院長がいろいろお話ししてくださったそうです。

それではふみえさーーーーん、ヨロシクっっ



はーーーい、こんにちは。
行ってきました、プレセミナー! 私が特に興味を持ったのは、
「歯の治療方法について」「歯の色」「日照時間と温度」の3点です。
お話しを聞いた時のメモを元に、簡単にレポートします。

まず、歯の色ですが・・・黄色いのはなぜか?
これは、歯のエナメル質が作られる時、銅などがカルシウムと一緒に
取込まれる為に、色がついたように見えるそうです。
逆に、白い透明な歯は、カルシウム不足の可能性あり。

次に「日照時間と温度」
プレは季節繁殖動物であり、日照時間や温度などの変化で
毛が抜け変わったり、ブリーディングシーズンを迎えたりしている。
例えば、温度差を一定に保った季節感の無い状態で過ごさせた場合、
性ホルモン・内分泌機能などのバランスが崩れ、
オーバーコート・アンダーコートに成長の差が現われたり、
脱毛したりするってことです。

先生は、日光浴をさせなくても、すぐ病気になることはない。
たまに気分転換でさせてあげればよいのでは…とおっしゃってました。
私は、日光浴は必要だと思います。
もし太陽が必要ないなら、年中快適な温度を保っている地中の巣で
生活しているんじゃないかと・・・。
暑い夏は別ですが、うちでは、日中は窓際にケージを移し、
日光浴させています。気分転換にもなるし、なんといっても、
チャーリーの気持ち良さそうな顔は、見ているこっちまで
気持ちよくなってしまうくらい、ステキな光景なのです…。

日光浴については、いろいろな意見があるようですが、
住んでいる場所によって環境や温度など違っていますので、
それぞれ、環境に合った対策を考える事が必要だと思います。

次に「歯の治療」について。
プレの前歯(切歯)は常生歯で、一生伸びつづけます。
が、プレは、堅いものを齧ったり、食べたり、
上下の歯をこすり合わせたりして、適度な長さを保っています。
飼い主さんが、切ってあげる必要は全く有りません。
「歯を切る」のが必要なのは、不正交合で噛み合わせが悪く、
伸びてしまう場合や、歯を折って伸びなくなった事により、
対になる歯が伸びつづけてしまう場合などです。

切歯の中には歯髄という神経があり、もし、折れて
その神経からバイキンが入り、歯の根元にある細胞が死亡した場合、
その歯は死んでしまいます。(もう伸びないということ)
折れた場所が歯髄部分にかかっていた場合、
歯髄に詰め物をし、歯の表面にフタをして
バイキンが入らないような治療をするそうです。

落下などにより、歯が縦割れした場合はもう治療できません。

また、ケージを噛む事によって、歯の外側(鼻側)が変形し、
歯の形成に障害がおこる場合もある。鼻腔にも影響をきたす。
鼻呼吸ができなくなると、口で呼吸することになるのだが、
プレは口での呼吸が上手くできない為、お腹にガスがたまってしまい、
内臓障害をおこし、死に致る。

いずれにせよ、歯はプレの命ですから・・・
歯を折らないように、充分注意しましょう。

以上、セミナーでのお話しですが、、
休憩時間に、さらに興味深いお話しを個人的にお聞きしたので、
お話しします。

「プレの血液型について」
今のところ、血液型はわかれていないのでは・・・というお話しでした。
先生のところには、職業柄(?)捨てプレが多いそうなのですが、
プレの手術時、保護している子たちから輸血しているそうです。
(だから、うちで保護される子はかわいそうだ、、
 なぁんて先生は言っていましたが(笑))
普通の獣医さんでは、プレ用の血液なんて用意していませんでしょうし、
そういう意味では、貴重な存在の獣医さんだなぁ…と思いました。
血液型の話しに戻りますが、まだハッキリと解明されたわけではありません。
輸血する場合、相性を緩和するような薬(?)を投与しながら、
様子を見つつ、輸血するそうです。

霍野先生、主催のSBSコーポレーション様、
ありがとうございました!



最後に・・・
病院というのは、病気を治す所だと私は考えています。
出来る事なら、一生、病院に行くことのないような生活を
送らせてあげられたら…と。
一番近くにいて、一番よくわかってあげられるのは私自信。
チャーリーとの素晴らしい時間が、少しでも長く続くように、
もっともっと学んでいきたいと思っています。





私達プレーリードッグについては、
まだまだわからないことがたくさんあるんだって。
セミナーでのお話しは、今の段階でわかっている情報…と
いうことを忘れないでね。 1年後、10年後・・・
プレの医療がもっと、もっと進歩するといいなぁ!!!







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