プレーリードッグとペスト



11/18(木)

11/17日、プレーリードッグのノミがペストを媒介する…との
ニュースがフジテレビのニュース番組で放送されました。
詳しいお話し、よろしくおねがいしま〜す



昨日のニュースの大まかな内容です:

96年アメリカで、プレーリードッグ生息地を歩いていた少年が
ペストにかかって死亡するという事件が発生。
アメリカでは、ここ10年程プレーリードッグの間で
ペストが流行しているらしい。
プレに着くノミがペスト菌を保有していて、
プレーリードッグ→ノミ→人間という経路を示す報告が出されている…
とのことで厚生省が調査に乗り出すという。

毎年、一万頭以上のプレーリードッグが日本に輸入されていて、
現在は検疫無しで入ってきている。
日本では、昭和元年以来ペスト感染者はいないが、
もし感染者が出た場合、それを治せる医者がいるかどうかわからない。
今のところ、プレーリードッグから直接ペストに感染したという例は
無いけれど、調査のうえ、危険性が認められれば輸入禁止の
可能性もある・・・とのことでした。

プレーリードッグの研究をされている「シノミスの高橋さん」に
お聞きしたところ、ガニソンやオジロプレは、感染例を
聞いたことがあるけれど、オグロプレからペストにかかった…
という話は、まだ聞いたことがないそうです。

シノミスで扱っているプレ達は、
ノミの徹底駆除・腸の虫の検査&その駆除をきちんと行い、
また、捕獲種の場合は捕獲した場所も記録されているので、
その地域でペストが流行っているかどうかも明確です。

ただ、一般に輸入されるプレーリー達は、
水で捕獲された子(ノミ駆除されていると聞いているそうです)も、
バキュームで捕獲された子(大抵は駆除されていないらしい)も
(※「10/20捕獲の実態」に詳しい記述があります)
輸入の段階で一緒にされてしまう為、
もし、ペストを保有したノミがいたら…
人間に感染してしまう可能性が無いとは言えません。

シノミスが、マイクロチップ入りの証明書付き
プレーリードッグの普及に勤めているのには、
そういう理由もあるのですね。

今後、プレーリードッグがどんな運命をたどるのかわかりませんが、
よい方向に動いてくれるといいな・・・と思います。



CYNOMYSのホームページ

国立感染症研究所のプレに関するページ





ひとくちにプレーリードッグと言っても、
オグロ、オジロ、ガニソン、ユタ、メキシコと、
5種類もいるんでしゅよ!!
その辺りも明確に調査してほしいと願う、
チャロラインなのでちた。







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