現存する栃木県最古の寺院である大慈寺は、県・町指定の文化財を所有しています。 |
大慈寺相輪塔 |
![]() |
現在のものは享保10年(1725年)当寺第96世、智周法師が再建されたものです。正面には日光山輪王寺門跡公覚一品親王の御筆で南無妙法蓮華経の7文字が刻まれています。 |
銅製華鬘2枚 |
![]() |
この華鬘は団扇形の金銅製で唐草式蓮華文様を透かし彫りにし、中央部に葵紋を付け、表、裏両面左右に梵字を付けています。 江戸時代初期の工芸品として貴重な資料です。 |
銅製聖観音菩薩坐像 |
|
手香炉 |
![]() |
この仏具が現存するのは大慈寺だけで、日光にも、比叡山にも伝えられていません。香炉は香を焚くための器で、金、銀、銅、陶器製などがあり、仏の供養のために用いる仏具として、その用途、形状によって様々な香炉に分類されますが、代表的なものとして、僧侶の持つ柄香炉、懐中用の袖香炉などがあります。 手香炉は、密教の修行に使われたもので慈覚大師が中国での修行中、衣の中に持ち、印を結ぶ手を温めたものと思われます。 |
大慈寺奥の院 |
![]() |
黒岩山頂には宝篋印塔がありますが、この開山塔は享保21年(1736年)に建てられたものです。 |
慈覚大師堂 |
![]() |
|