このように、大慈寺では160年ぶりの本堂再建に向けて、動き始めています。

 しかしながら、ご存じの通り、寺院には二種類があります。山寺(僧侶の修行する寺)と里寺(民衆の中に入って民衆に布教する寺)です。このうち大慈寺は山寺に当たり、江戸時代に檀家制度ができた段階以来、檀家さんの数はそう多くはありません。そのころは藩からの援助があったものの、明治以降はそれもなくなり、細々と寺院を維持してきているというのが現状です。

 そこで日本中の多くの方に大慈寺の現状をご理解いただき、本堂再建のために、少しでも多くのご援助をいただきたく、恥ずかしいながらも、HPでお知らせさせていただいた次第です。


 もし以上のような趣旨にご賛同を得られました方がおられましたら、建設実行委員会の管理している次の口座にご援助のご送金をいただければ幸いです。ご援助をいただきました方のお名前は、大慈寺の本堂のどこかにご芳名を記し、永く感謝の意を表したいと存じております。


 ○ 郵便振替の場合

    郵便振替口座記号番号              加入者名

    00340−0−15482               (宗教法人)大慈寺

    *「本堂再建資金」とか「本堂再建のため」とか、わかる内容を通信欄にいただくと
     ありがたく存じます。
    *振替料金の加入者負担用紙を必要な方はお送りしますので御連絡ください。
                 連絡先   →  daijiji@cc9.ne.jp

 ○ 銀行送金の場合

    銀行 支店 口座番号(口座開設申請中)

 なお、住職の書いている日々刻々変わる内容のブログもご覧ください。


                      本堂再建日記


 平成20年8月23日の大慈寺檀信徒総代会で、本堂再建への合意が得られました。

 檀信徒に向けた趣意書の一部をここに掲載いたします。

大慈寺本堂再建 趣 意 書

天平九年(七三七)年に創建された大慈寺は、千二百七十年以上の歴史の中で、何度か火災にあいましたが、最後の弘化二年(一八四五)の火災で堂塔がすべて焼失してしまいました。それ以来百六十年以上、大慈寺には本堂が建立されていません。そのため先住は、昭和五一年(一九七六)に、仮本堂を建て急場をしのいできましたが、仮本堂も約三十年以上経過し各所に疲弊が目立つようになり耐用年数が近くなってきています。そもそも本堂と仮本堂では、柱などの材質も違う上、内陣は真四角が本当であるとか、位牌堂がないとかという仮本堂の現状により、リフォームするのも難しい状況です。

また大きな厨子に入っていた本尊薬師如来が、仮本堂が手狭のため厨子に入れることができていません。現在薬師如来を県の文化財に申請中であり、安全管理の上からも問題があります。

そして今年がちょうど慈覚大師円仁が大慈寺を旅立ち、比叡山の最澄の弟子になって千二百年目の節目に当たります。

また今年は、先々住慶真百十五世の三十三回忌に当たるうえ、今年八月には、大慈寺法嗣の祥隆が本山比叡山で得度を行いました。

以上のような現況を踏まえ、何としても大慈寺の本堂を百六十年ぶりに、再建したいものと考えまして、皆様にご賛同を願えますように趣意書を作成した次第です。

 (以下 略)


 

                           本堂再建計画


 



 










































































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