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如来の使として

――広智を彩る華々―― 


目次

第一章  道忠教団
  一 武蔵の道忠   二 修行僧たち  三 毛の国へ  四 厳朝  五 山の修行と里の修行

第二章  大慈寺住職へ
  六 後継者  七 住職就任  八 薬師寺と国分寺  九 壬生公首麻呂  十 大剣峰

第三章  弟子たち
  十一 基礎固め  十二 首の和子の誕生  十三 金堂落慶  十四 首麻呂の死  十五 法鏡来訪
  十六 写経事業  十七 円澄となる  十八 首の和子の出家  十九 大慈寺での修行

第四章  最澄との出会い
  二十 夢中の僧侶  二十一 比叡山へ  二十二 沙門最澄  二十三 夢、叶う  二十四 三部三昧耶の印信

第五章  忍び寄る影たち
  二十五 会津の徳一  二十六 最澄と空海  二十七 近づく空海  二十八 筑波路  二十九 徳一との対面

第六章  最澄来院
  三十 母の出家  三十一 春風を待つ  三十二 宝塔開眼  三十三 大乗菩薩戒  三十四 実相院への課題

第七章  徳一と最澄
  三十五 激論  三十六 最澄の死  三十七 足利学校  三十八 十喩の詩  三十九 天台の危機
  四十 円澄の苦悩

第八章  如来の寿量
  四十一 円仁の土産  四十二 円仁と空海  四十三 円澄の歓喜  四十四 大往生


  2009年12月18日発行  定価1260円(税込)  発行 下野新聞社  286頁(二段組)

 あとがきより
 「・・おそらく多くの方々、特に僧侶の方々からはキツイおしかりを受けるかとも思います。最澄さん、円澄さん、円仁さんなど、天台に欠くべからざる人間の、人間的な部分や会話を「想像で」書いているのですから。そもそも先人の宗教観とは違う、というご指摘があるかもしれません。
 しかしこれらの先人たちは、広智さんを描く上で避けて通れない方々ですし、またなるべく史実に基づいて書きましたので、僧侶の方々や皆さまのご寛恕を願えればありがたいです。・・」

 関心のおられる方はご一読ください。

 店頭には平成22年1月中旬に並ぶ予定です。あるいは下野新聞社大慈寺までお問い合わせください。