2006/6/3 2006FIMトライアル世界選手権シリーズ第4戦 ウイダー日本グランプリ
今年もやってまいりました。ウイダー日本グランプリ。

今回我が家は、初日を見に来ました。天気は曇りながら、涼しく観戦にはもってこいの天候でした。

もてぎに到着し、会場に入るころにはトップグループは4〜6セクション辺りを回っていましたが、上位クラスのライダー達は後発なので、ランキング2位の藤波や、1位のラガのライディングを第2セクションから見ることができました。

トライアルというのは、簡単に言うと「あらかじめ定められたコースを、バイクで足をつかないように走り抜ける」競技です。

ひとつひとつのコースをセクションと呼びます。ひとつのセクションはたいした距離ではありませんが、そのコースはどれも斜面や丸太越え、池などの障害物があり、足をつかないように走るのは至難の業です。

一度足をつくと減点1(最大減点3)、セクションをゴールできなかった場合減点5となり、全セクションを2周したときの減点数が一番少なかったものが優勝となります。

さて、2004年のチャンピオン、2005年は2位に泣いた藤波。

第2セクション

信じられない斜面を登っています。

斜度は何度だ?

ここは減点1でクリアしました。

赤い帽子の人は「オブザーバー」。選手の減点をカウントします。右手がグーなのは、まだ減点0ということ。
2005年から設けられた、ハローウッズの庭ゾーン

第8セクション

この岩盤を、登って降りて登って降りてするのです。

このハローウッズの庭ゾーンは、広い芝生広場でゆったりと観戦でき、トイレ、売店も近いというすばらしく快適な環境でした。

この写真は、上の写真の丸で囲まれている辺り。

バイクとライダーが、まっさかさまに降りて来るようにしか見えません。

第9セクション

池の中の飛び石を渡ってきた後、岩で組まれた噴水を登りきるセクション。

 

噴水手前は、助走距離があまり取れないにもかかわらず……
みんな難なく登ってゆきます。
2周目

スーパースピードウェイ(もてぎのサーキットコース部分)に設けられた、第1セクション

グランドスタンドから見るもよし、サーキットに下りて、間近で見るもよし。

いろいろな楽しみ方ができるのが、もてぎ開催のいいところ。

ヨーロッパラウンドなどでは、2000m級の山の中で行われていたりして、見るほうも命がけだったり。

第1セクションの最後に控える石の山。

選手たちは何事もないように登っていますが……

全部登ると、こんな高さに。
第9セクション

飛び石を終えて……

池を脱出。
この日のお昼は、ドネルケバブ(チキン)とビール。
妻はパニーニに唐揚をはさんだものでした。
第10セクションは、ファンサービスとでもいうか、トライアルをあまり観戦したことのない人たちでも、選手たちの技術を堪能できるセクション。

(選手たちにとっては)比較的難度の低い大岩越えや丸太越えをわずか1mほどの近距離から見ることができ、ほとんどの選手が足をつくことなく、減点0のクリーンで通過するので、応援する側も痛快です。

 

スコアボード

各セクションごとに設けられ、選手の減点がいくつだったか記録されています。

第15セクション

この位置から……

こうなる。
QuickTimeムービー

MOVIE1セクション2

MOVIE2セクション15

MOVIE3セクション15

 

初日のリザルトと2日目を比べると、総じて2日目のほうが各選手とも成績がいいようです。

同一セクションを2日連続して回るため、2日目は各選手とも習熟度が増して成績がいいのかな?

減点の少ない痛快な走りを見たい場合は、2日目を狙っていくのがいいかもしれません。

1日目リザルト

2日目リザルト

 

 

撮影:C-2100UZ