2004/10/30 

蕎麦切りわたなべ

 

最近、自分でそばを打ってみたところ、まあまあにできた(と思う)ので、「よりうまいそばを打つには、うまい蕎麦屋で実食せねば」、と思い立ち、蕎麦屋へGO

栃木県下都賀郡野木町国道4号沿いの「蕎麦切りわたなべ」を訪れました。

店に入ると、写真のようなホワイトボードを発見。いわゆる二八そばでなくて、「外二(そば10に対し小麦粉2の割合)」だそうです。

新そばは11月からとのこと。惜しかったな。

店内を見ると、手打ちの証、ガラス張りのそば打ちスペースと、さっきまでそば粉を挽いていたであろう巨大な石臼が目に入りました。挽きたてそば粉で打っているんですね。期待できそうです。

驚いたのはフロア係の女性が若くてかわいいこと。この種のお店は年配の方が多いと思っていましたが、管理人のたんなる思い込みですね。きびきびとしていてたいへん好印象です。

メニューを見ると、そばメニュー、肴メニュー、数種類の地酒と並んでおり、天丼カツ丼のようなご飯類はいっさいありません。渋い!、これぞ蕎麦の道。肴メニューも「鴨焼き」や「焼味噌」など、蕎麦好きにはシビれるアイテムが並んでいます。メニュー構成を見ただけでもこんなにシビれるとは、恐るべし「蕎麦切りわたなべ」

今回は「司牡丹(高知)一合熱燗」「焼味噌」「せいろ大盛り」「卵とじそば」×2「ダッタン蕎麦アイス」を注文しました。

ほどなくとっくりとおちょこが届きます。お酒には、突き出しとして写真の蕎麦味噌がついてきました。炒った蕎麦の実がポリポリと香ばしい。

さっそく一杯いただきます。この日は寒かったので熱燗がうまいね〜。「司牡丹」は淡いさっぱりしたカンジのお酒でした。

「焼味噌」が届きました。蕎麦の実、ねぎなどを味噌で練ってしゃもじに盛って焼いたものです。いかにも熱燗に合いそう。箸ですくって、ばくっ。

(゚Д゚|||)! 青ねぎと思われていた部分がすべて、管理人の苦手なシソでした。苦手というか、食べられない!(つД`)ノ ウワァァァーン

お店によって中に入っているものは違いますからねぇ、こればかりは仕方がないですね。

蕎麦の実とネギを掘り出して食べました。味は、さっきの蕎麦味噌と違い甘い味ではなく、普通の味噌がベースで、これまたお酒が進みます。

そうこうしていると、「お蕎麦をお出しして宜しいでしょうか?」と、お店の女の子が聞いてきてくれたので、お願いしました。(つД`)この気遣いがいいですねぇ。すっかりシビれさせていただきました。

さて、本命の蕎麦です。照明の関係で、写真はあまりいい色に出ませんでしたが、緑がかった白い蕎麦。そして非常に細い!のど越しを味わうタイプのようですね。つゆも強すぎずマッチングよし。薬味には「わさび」「ネギ(白)」「大根おろし」がついてきました。みずみずしくて細い蕎麦はつるつると入ってゆきます。蕎麦好きの管理人は、大盛りといえども2秒で食べちゃうぜー!

こちらは「玉子とじそば」

玉子の上に乗った海苔と三つ葉が食欲をかき立てます。温かい蕎麦にしては、マイルドなおつゆ。そばは、せいろと同じもののようで、非常に細い。のびないうちに食べなければー!

写真は手ブレしてしまいましたね。

仕上げに「ダッタン蕎麦アイス」

そば茶のような香ばしさがたまりません。このお店のそばアイスは、管理人が今までに食べたことのあるそばアイスとちょっと違う感じです。シャーベットともいえるような、「シャクッ」とした感じがあり、牛乳由来のクリーミーさは抑え目でした。

これはこれでさっぱりしていて、(゚Д゚)ウマー

今日は心ゆくまでシビれさせていただきました。街の蕎麦屋と比較すると確かにお値段がアレですが、とっくりひとつ頼んで3人で食べて4,050円でしたから、おーけーでしょう。

お金を払うときに気がつきましたが、生きたえびが水槽を泳いでいます。天ぷらは注文があってから、このえびを揚げるんですな。次回は天せいろでGO!

さて当初の目的、そば打ちの参考になったかというと、「こんなに細く切れるかーヽ(`Д´)ノ」

蕎麦きりわたなべHP

撮影 MINOLTA DiMAGE X20