第22話 偽りの仮面
  その日、ファンシスタは晴天だった。

  比較的安定した気候のファンシスタ国ではこのように心が晴れ渡るような爽やかな晴天は珍しい光景ではない。

  一面塗りつぶしたように広がる青が頭上を彩り、所々にアクセントとなる白い雲はゆっくりと流れていく。そんな平和な毎日を過ごす人々の雑踏の
  中を、一人金髪に触覚のような癖毛を生やした青年が歩いていた。

  その背には体格にしては不釣合いなほどに大きな剣が提げられている。

  青年の名前は北川潤。幻想の騎士団副団長の座につく屈指の実力者。そしてトレードマークは、

  「おはよう」

  明るい笑顔。

  爽やか過ぎるほどの笑顔を分け隔てなく周囲に振り撒きながら彼は街の中を歩く。

  通りを歩く子供達、業商のおじさん、杖をつきながら散歩をする老人、店の前で箒を握りながら開店前の掃除をする店員。街を歩きながら目にとま
  る全ての人に笑顔で挨拶を配るのが彼の毎朝の日課である。

  そうやって北川は毎日勤務先であるファンシスタ城を目指す。

  「おはよう、北川君」

  「おはよう、美坂」

  その道すがらで騎士団仲間である香里とばったり出くわすと、少しだけ照れた様子で挨拶を返す。

  北川潤、淡い恋心を抱く年頃の青年の一人であった。

  そして、香里もまた同じように言葉を交わすその表情がとても柔らかい笑顔であることに北川は気がついた。

  「随分と機嫌がいいな。何かいい事でもあったのか?」

  なにげない質問に対して香里はご機嫌な様子を前面に押し出して答えた。

  「ええ。みんなにはまだ言ってないんだけど、栞の病気が治ったのよ」

  「ホントか!?」

  北川が驚くのも、それは栞の事は騎士団の中では知れ渡っている事であるため、なんら不思議な事ではない。

  そのため周囲の者達も、何かと香里に気を使っていた。北川もまたそんな人間の一人だった。

  それ以上に香里の妹である栞と北川の妹である玲那は友達同士なため色々と筒抜けになっているのも理由の一つであるが。

  「ええ。こんなことで嘘や冗談なんて言わないわ」

  「だよな。いや〜、良かったじゃないか、ホントに」

  「ありがとう」

  穏やかな表情で話をする香里の様子を見ながら、自分の事のように事態を受け止め逐一反応を見せる北川。それは誰が見ても自然な振る舞い
  で、元気付けられる力を秘めているように見える。

  「そっか・・・栞ちゃん、助かったのか」

  一瞬だけ見せた陰り。

  本当に一瞬だけの暗い表情。

  瞬きすれば見逃してしまいそうなほどに短い時間の出来事に、気がつけば北川の顔はいつもと変わらないものになっていた。

  しかし、香里は見逃さなかった。その一瞬の北川の素顔を。

  以前の彼女なら気にかけることも、ましてや気づく事もなかったであろう些細な変化。

  だが香里は変わった。

  そのおかげで見逃さなかった北川の一瞬の眼差しは、泣きたくなるほどに哀愁を漂わせていた。

  それはまるで心の中にある感情をまとめてプレス機で潰し、奥底に沈めたような瞳だった。

















  泣いている。

  少女が泣いている。

  「ううっ・・・おかあさん・・・・・・」

  母の名前を呼びながら顔をぐしゃぐしゃにして涙を止めどなく流している。

  「母さん! 死んじゃダメだ!」

  少年が叫んでいる。

  母の体にすがりながら、必死に声を上げて呼びかけている。

  側で泣く少女の声につられて泣きそうになりながらも、必死にこらえて虚勢を張りながら声を裏返らせて叫ぶ。自分は男の子だから、強いからと言い
  きかせて。

  「・・ん、・・・い・・・な・・・・・・泣かないで。笑っ・・・て・・・・・・」

  既に言葉ではなく、文字の羅列に等しいそのメッセージは、細く儚い声で傍らで泣く二人の我が子に向けて贈られる。

  無理して作った笑顔を見せながらおぼろげに紡がれる言葉。

  それはせめてもの願い。

  いつまでもその顔から笑顔を絶やさない事を願う言葉。

  「わかった! だから死んじゃ嫌だ! 母さん!」

  「ご・・・めん・・・ね・・・・・・」

  「母さん? 母さんっ!!」

  「ひっく・・・・・・ぐすっ・・・いな、いい子にするから。ぐすっ・・・だからママ、死んじゃ嫌だよ。ねえ! ママッ!」

  それが最後の一言だった。

  母から託された願いは二人にとってはとても神聖で、冒してはならない聖域のようなものだった。

  そんなあまりにも当たり前な言葉を最後に残し、母は旅立った。

  その傍らにいるのは二人の少年少女。

  少年はその大きいとはいえない両手で安らかな眠りについたばかりの母の体を揺する。

  少女は少年が目覚める事のない母に向かって必死に呼びかけるその横でさらに涙腺を緩め、大粒の涙を流し続ける。

  悲しかった。

  とても悲しかった。

  泣きたかった。

  でも泣けなかった。

  いや、泣いてはいけなかった。

  なぜなら、母親が最後に残した言葉がいつも『笑顔』でいて、と言ったから。

  だから少年は笑い続ける。

  母との約束を守るために。

  少女を悲しませないために。

  そして、自分を強く戒めるために。





















  数日後、北川は休みを利用してファンシスタから少し離れた小高い丘の上にやってきていた。

  吹きゆく風は地面から背伸びする緑の草を優しくさらっていき、近くの若木はその祝福を受けて気持ち良さげに葉を揺らす。少しだけ近くなった空
  からは太陽が笑顔で語りかけるように日差しをそそいでいる。

  全てを風にのせて忘れさせてくれる気になるほど気持ちのいい丘の上で、大の字で空を仰ぎながら北川は一人夢を見ていた。

  それは昔の出来事。

  紛れもない悪夢。

  だが、この丘の上で見るいつもの悪夢は何故か懐かしいと感じさせてくれた。

  それはこの丘に流れる独特の空気が優しく彼を包んでくれるからなのか、それとも北川の心が悲しみに慣れきってしまったのかは定かではない。

  だが、もし慣れてしまったのなら、それはとても悲しいこと。

  辛いという感情に負けないためにひたすら虚勢を張り続け、そして身を切るような思いを何度も味わいながら順応していく。

  結果だけ見てしまえばいいかもしれないが、その過程を想像すればそれは悲しいほどに辛い痩せ我慢といえる。

  既にどちらかも忘れてしまった北川にとって、それはもうどうでもいい事なのかもしれない。

  「・・・母さん」

  ふと漏らした言葉から聞き取れたのは母という言葉。

  「俺、ちゃんと笑えてるかな・・・・・・」

  普段の北川から想像できないほどに冷たく、辛そうで、泣きそうなイメージを彷彿させる呟き。

  魂さえ吐き出しそうな虚ろな呟きだが、それはあくまで自分自身に関することであった。

  言霊が風に乗って空の彼方へ消える頃、近くの草がカサカサと音色を奏でた。

  「こんにちは。北川君」

  「おっす、美坂。こんな所に来るなんて珍しいな」

  「たまにはいいじゃない」

  「だな」

  突如姿を現した香里は何食わぬ顔で二言ほど言葉を交わすと、何も言わずに北川のすぐ隣に腰をおろす。北川も一瞬の出来事にドキッとしなが
  らも平静を保とうとしていた。

  「不思議よね」

  何の前触れもなしに香里から零れ落ちた言葉を聞いて、北川は心の中で慌てふためきつつも訊き返した。

  「何が?」

  「ここに来ると、何か辛い事とか悲しい事とか忘れられる気がするのよね」

  「確かにそうだな」

  しみじみとしたセリフを互いに口にすると、少しだけ沈黙が続き、何も語ることなく心地いい空気の流れを全身で感じた二人。

  ガラスのように繊細なひと時を共有しながら時を過ごす。だがそれは感じるよりもずっと短く、あっけないひと時だった。

  ガラスのような時は香里の言葉というハンマーで破片となった。

  「北川君は、何か忘れたい事でもあるの?」

  心臓が跳ね上がる。いや、そんな生易しいものじゃなかった。

  後頭部を鈍器で強打されたような衝撃が北川の全身を駆け巡った。北川にとってそんな比喩が人生で一番似合うと感じた瞬間だった。

  額から流れ落ちそうな汗を隠し、取り繕うような笑顔を向けて香里に話しかける。

  「何がだ?」

  「とぼけないで。今の北川君、かなり無理してるわよ」

  「はて? 何のことやらさっぱり」

  道化に成りすまし、白けた態度で何もかも受け流そうとする姿勢が火を見るよりも明らかな北川の態度。

  それを聞いて香里は少し残念そうに、そして自分が北川のプライバシーを侵害したと感じていた。

  「あくまで誤魔化すつもりなのね。そうよね。誰にだって訊かれたくない事くらい、持ってるものよね」

  そう言って自嘲気味な笑みを漏らしながら、香里は一度表情を引き締めてから北川に向き直った。

  「ごめんなさい。私が軽率だったわ」

  それだけ言うと、立ち上がりながら服についた細かいほこりを払い落としその場を去ろうとする。

  その瞬間、置き土産のように一言だけメッセージを残した。

  「でもね、辛かったら頼っていいのよ。私も、そうだったから」

  それだけそっと残して、草を掻き分けながら丘を下ろうと歩み出そうとした時、

  「待ってくれ」

  北川が香里を呼び止めた。

  大の字から上半身を起こした状態で、背中を向け合う形のまま顔を振り返らずに北川は明後日の方を向いて喋りかける。

  言っておいて自分で驚いている表情を香里に隠し、自分の行動の不可解さに戸惑いを覚えながらも二の句を口にした。

  「少し、昔話をしよう」

  「・・・付き合ってあげるわ」

  そして香里は再び北川の横に腰を下ろすと、ただそこに座るという形を貫き、耳だけを北川に傾けていた。

  程なくして音楽が流れるように北川の言葉が紡ぎ出され始める。

  「ある所に、少年とその妹、そして母親が三人で暮らしていました。少年は母親に楽をしてもらおうと、剣の腕を生かしてハンターの仕事で生計を立てよ
  うと頑張りました。そんなある日、母親が突然病で倒れ、帰らぬ人となってしまいました。そして少年は母親と約束したのです。いつも笑顔を絶やさない
  という事を。それから少年は成長し、明るく生きていきました。妹と二人ながら毎日を幸せに」

  それは幸せを装って悲壮を秘めた後悔の物語。香里はそれを耳にすると呟くように問う。

  けれどその姿勢は北川を向くことなく、前方の景色を仰ぐようにしたままだった。

  「その少年は本当に幸せなの?」

  「もちろんだ。だって大切な妹がいつもその少年を勇気付けてくれるから」

  「本当は辛いんじゃないの?」

  「少年にとって妹を悲しませないために少しくらいの我慢は苦にならないのさ」

  「少しくらいの我慢で絶えられるものなの?」

  「そうしないといけないのさ」

  「どうして?」

  「少年は兄であり、男の子だから」

  香里の立て続けに投げかけられる質問の嵐を淡々とした口調で答え続ける北川。

  顔色一つ変えず、プログラムされたように機械的な動作で言葉を返し続ける。

  そして香里はそんな北川にこれ以上同じ質問をするのは無駄だと踏んだようで、尋ね方を変えた。いや、語りかけた。

  「だからどんな時も我慢して、胸を張って、背伸びして、涙も見せずに生きてきたのね。北川君」

  「それは誤解だな、美坂。我慢もした、背伸びもした。でも、涙は昔に枯らしてもう残っちゃいない」

  そのセリフはとても悲しすぎるものだった。

  涙が枯れ果てた。それは自分にはもう流す涙が残っていないということ。

  どんなに苦しくてもそれを吐き出す術がないということ。

  それは弱さを見せることなく、ただ強く生き続けるということ。

  例え何があろうとも耐え抜き、流れない涙を我慢しながらこれまで生きてきたということになる。

  そして、そんな日々がこれからも続くと北川は言っているのだ。

  「嘘」

  だが、香里は北川の言葉を否定した。

  端的に指摘したその顔はどこか苦しそうで、何かに耐えるようだった。

  「だって、今のあなたはすぐにでも泣きそうじゃない」

  しかし香里はその表情を確かめてはいない。なんとなくそう思っている空想に過ぎなかった。

  それでも香里の言葉は的を射ていた。

  北川の顔は、本当に今にも泣きそうだった。

  「目にゴミが入っただけだよ」

  香里と同じくらいに、いや、それ以上に北川も何かに耐えてきた。

  押しとどめていた自分の中にある何かを必死になって押さえている。そんな様子だ。

  「それくらいでそんな顔しないわ」

  これも当てずっぽう。

  でも事実だった。

  「そういうことにしといてくれ」

  本当はとても苦しくて、今にも逃げ出したいのにも関わらず口から出たのは自分の戯言を肯定してくれという愚かな願い。

  ここまで来ると馬鹿も大概にしろと言いたくなる自分の感情を押さえながら香里は紡ぐ。

  「あのね、私最近大切な事を教わったの」

  北川は何を言い出すのかという様子で香里を見るが、そんな北川に構うことなく香里は続ける。

  「現実から目を背けない勇気。そして、本当の自分を偽らないってことをね」

  それは香里から届けられた北川宛のメッセージだった。

  「私、そのときやっと気づいたの。今までどれだけの人に支えてもらっていたかを。それまで気がつきもしなかったわ。自分がみんなにどれだけ心配を
  かけていたなんて。そして同時に気づく事が出来たの。周りの人の苦しみを。そしてあの朝感じ取ったわ。あなたの苦しみを」

  自分の中に起きた変化を北川に向けて語りかける香里。

  北川もまたそれをどうするわけでもなくただ耳を傾け続ける。

  「出来る事なら助けになりたい。今まで幾度も励まされた北川君の笑顔も、今では向けられるだけで辛いの」

  そして香里は今まで逸らしていた顔を、視線を北川に向けて心から語りかけた。

  「だからお願い。自分を隠さないで。我慢しないで。押さえ込まないで。私は北川君を救いたい。いいえ、私だけじゃない、玲那ちゃんも同じなのよ」

  「玲那が?」

  不意に出てきた妹の名前に呆気にとられる北川。何がなんだかわからない、といったほどに呆然としている。

  だが香里はそんな北川の反応に微笑みを浮かべながら続けた。

  「ええ。私、前に街で玲那ちゃんに会ったらね、言われたのよ。『兄を助けてあげて』って。その時は気がつきもしなかったわ。でも、気づいてしまった
  ら知らないフリなんて出来ない」

  「何故そこまでする? 他人の俺にそこまでする義理はないだろ?」

  叫び出しそうな苛立ちを押さえ込み、震えるような声で北川は香里に尋ねる。

  北川にとって妹である玲那の言葉はこれ以上とないほどに大きな一撃だった。そして、香里の優しさもそれと同等に強烈だった。

  だからこそ北川はかき乱されていた。普段温厚な性格で通っている彼が、苛立ちを見せるほどに。

  「義理はあるわよ。あなたの笑顔に私は救われた。私が押し潰されそうになった時、いつも笑顔で語りかけてくれた。充分すぎるほども義理じゃない」

  「俺は何もしちゃいない。ただへらへら笑ってただけだ」

  「それは違うわよ。現にここにこうしてあなたに救われた人がいるんだから」

  「買いかぶり過ぎだ。俺はそこまで思われるほどの人格者じゃない」

  一進一退。どうにも進展の続かない言葉のやり取りが交わされる。

  自分の価値をそこらの石ころのように扱う北川に香里はくいつくも、北川も対抗するように態度を変えない。

  だが、香里は溜息混じりに視線を逸らすと、一度頭の中を整理しなおして再度北川の顔を、瞳を見つめた。

  瞳孔を通して視神経を伝い、脳まで瞬時にハッキングするようにダイレクトな視線が香里から向けられると、北川は金縛りになったように動かなくなる。

  そして固まった北川に香里はゆっくりとその想いをつづり始めた。

  「当たり前よ。人間、完璧な人なんていないもの。そんな人がいたら気味が悪いわ。でもね、北川君のおかげで私はここにいる。こうして私が笑っていら
  れる理由の一つが北川君の存在なの。だから私に本当の笑顔をくれた北川君にも、本当の笑顔を取り戻して欲しいの。私にあなたの本当の笑顔を見せて」

  それが北川の心の殻を砕いた。

  言葉の内容がではない。香里の気持ちが北川の戒めを打ち破ったのだ。

  押さえ込んでいたたがが外れ、溜め込んでいた感情が荒波となって押し寄せる。

  そして、それは北川本人が枯れてしまったと豪語した涙という結晶になり、頬を伝って流れ落ちていった。

  「あれ? なんでだろ。今日は青空のはずなのに、なんで雨が降ってるんだろ・・・?」

  「・・・いいのよ。もう、我慢しなくて」

  母親に叱られる子供のように、しどろもどろになりながら涙を流す北川の頭をそっと両手で包み込むと、香里はそのままその頭を自分の胸元へと引き寄せる。

  そして男にしては肌触りのいい滑らかな髪を撫でながら、子供をあやす母親のように優しく声をかける。

  「もう我慢しなくていいのよ。北川君は充分すぎるほど苦しんだ。だからもう、泣いてもいいの」

  「うっく・・・っく・・・ううっ・・・・・・」

  嗚咽を噛み殺してなお最後の抵抗をする北川。

  それは母の残した願い。

  いつまでも笑顔でいてねというささやかな願い。

  だが今の北川にとってその言葉は呪縛となり、最後の一線を越える事を許そうとしない。

  だが、そのボーダーラインを突き破らせるために、香里は最後の勇気を与える。

  「今は泣いていいの。あなたのお母さんは北川君の本当の笑顔をきっと望んでいる。だから今は、泣いてもいいの。そして本当の笑顔を私に、お母さんに見せて」

  それから北川は狂ったように泣きじゃくった。

  大の男が女の胸を借りて涙を流す様は情けないと言う者もいるだろう。

  だが本当に強い男は、それを乗り越えてさらにたくましく、より立派に成長する者のことを指すのだ。

  草原に木霊する青年の心からの叫びが言霊と涙という形で飛び交いながら、丘の上から何処かへとさらわれていく。

  人は他人を完璧に理解する事など出来はしない。

  だが、より完璧に近いところまで知ることはできる。

  その領域まで踏み入るには相手を傷つけない思いやりと、相手を傷つける覚悟という矛盾がついてまわってくるだろう。

  この日、この丘で、二人の男女はその領域まで足を踏み入れる事が出来たのだろうか。

  それは今後の二人の生き方が示してくれる事だろう。







To be continued・・・



 注: 文字用の領域がありません!