太平山夏コース(紫陽花めぐり)(6月15日〜7月15日まで)

・太平山へ上る石段の両脇に植えられた紫陽花を楽しむコースです。 
 
 所要時間:1時間51分
 料金 特大車 10,000円
    普通車 15,000円

太平山自然公園の上にある太平山神社への石段の両脇に植えられた色鮮やかな紫陽花を鑑賞しながら頂上の神社へ向かいます。神社からは絶景の謙信平へ。初夏の自然と美味しい空気をお楽しみください。

JR・東武栃木駅
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六角堂〜あじさい坂(徒歩50分)
天長2年(825)、比叡山延暦寺の天台座主慈覚大師の開創で、もとは太平山の別当寺、現在の太平山神社境内にありました。ご本尊は、慈覚大師作と伝えられ、県内で最も古い木造彫刻の虚空蔵菩薩で、平成2年(1990)県指定有形文化財(彫刻)となりました。この仮堂は、明治35年(1902)の暴風雨の際、堂宇が崩壊し、同年信徒有志の浄財により、現在地に京都頂法寺の六角堂を模し堂宇を建立したため、通称六角堂とよばれ、平成6年(1994)市指定有形文化財(建造物)となりました。

そこから向かうあじさい坂は、階段の両側に一面の紫陽花。太平山自然公園六角堂前から随神門に至る太平山神社表参道、約1,000段の石段両側に西洋あじさいをはじめ、額あじさい、山あじさいなど、約2,500株が咲き競います。これらのあじさいは、昭和49年(1974)にライオンズクラブが植樹したのが始まりで、見頃は6月下旬から7月上旬です。石段はこの山で産出する石を使った「のづら積み」で、信徒の労力と寄進によるものです


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隋神門〜太平山神社(徒歩5分)
太平山神社への入口、太平山神社の少し下にある門です。
1723年、太平山神社の下に寺院があった時に仁王門として建てられたものです。明治の神仏分離令によって寺院は別の場所に移りましたが、門はそのまま残されました。天井には雪舟の弟子磯辺等随によって描かれた龍の絵があり、門とともに市の指定文化財となっています。

古くより太平山の頂上から栃木市を見守る約1,000段に及ぶ長い表参道の石段を登ったところにある神社です。827年、慈覚大師(円仁)により創建されたといわれ、武門をはじめ多くの人から信仰を集め、特に徳川将軍家の信仰が極めてあつかったことから、社運は隆盛し、今日に及んでいます。神社拝殿の傍らにはたくさんの境内社があり、交通安全、安産、豊作などたくさんの神様がまつられています。


           
謙信平(15分)
戦国時代の頃、関東平定を競い対立した越後の上杉謙信と、小田原の北条氏康は、当時の大中寺住職虎溪和尚(こけいおしょう)の斡旋により、永祿11年(1568)9月、大中寺において和議を結び、そのあと、上杉謙信は太平山に登り、兵馬の訓練を行い太平山上から南の関東平野を見渡し、あまりの広さに目を見張ったという故事から謙信平の地名が生まれたといわれています。晴れた日には筑波の山や富士山、スカイツリーが見えます。
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山車会館前
入館料 … 大人 : 500円(団体400円) / 小中学生 : 300円
2年に一度開催の『とちぎ秋まつり』がデジタル技術を駆使した演出と実物の山車3台で再現され祭りの迫力と山車の素晴らしさを満喫することができます。平成7年(1995年)2月に開館した山車会館では、この県指定有形民族文化財の山車の保存も兼ねて祭りの興奮をいつでも楽しめるようにと、3台の山車を常時展示し、定期的に他の3台と入れ替えをしながら、ハイテクを駆使して秋まつりを再現してご覧いただいております。二階は、山車の資料に関する展示室になっています。