春祭り (流鏑馬)
 坂上田村麻呂及び源義家が奥州征伐に向かうおり東宮神社に立ち寄り戦勝祈願を行ったと言い伝わる故事にならって行われています。古くは農耕馬による草競馬も含め5月13日・14日の二日間の祭典でしたが、昭和52年より5月5日に変更になり流鏑馬及び飾り馬の実施となっています。古くは戦勝祈願の祭りも近代になってからは農作物の豊穣を占う民間信仰として、また、祈願成就のお祭りとして継続されています。流鏑馬に使用される三つの的は開くと30センチほどの円になる丸扇が使われ民間信仰と結びつき第1の的に当たると稲作の早稲・第2の的に当たると中稲・第3の的に当たると晩稲が豊作と言われ作柄を占う的になっています。
また、飾り馬の支度を行う方(髪結いさん)も若い世代の方に多数ご協力頂き後継者の育成にも万全を尽くしています。