薬  疹

薬を飲んだらぶつぶつ出ました、というのが薬疹だというイメージがあります。実際にそういうのが多いわけですが、中には重症になるものもあります。スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)中毒性表皮壊死症(TEN)と呼ばれるものです。適切な治療が施されないと死に至ることもある。薬の副作用として報告される中のわずか0.1%未満ではあるが、注意しなければならないものである。有名なのは抗生物質や抗てんかん剤であるが、その他の薬も報告は徐々に増えてる。
いくら注意しても薬疹はいつ起こるか予測困難な場合が多く、気がついたら手遅れといったこともある。薬を飲んだらかゆみが強くなった、発疹が出てきた、水ぶくれができた、目がちかちかする、食べ物がしみる、などの症状は重症薬疹が隠れている可能性がある。
いつもと違う!、と感じたら早めに受診するのが重症化させないひとつの方法である。