佐 野 三 毳 山 かたくりの里



 万葉の昔から歌に詠まれた三毳山は、コナラやクヌギが生い茂り、春の新緑、四季折々の花、秋の紅葉など緑豊かな自然を今に伝えています。
 この山の北斜面に約1.5haの規模で、カタクリが群生していることが昭和50年代の後半に確認され、地元の人たちによるカタクリ保存会が結成され、下草刈や盗掘監視など保護育成に当たってきました。
 昭和62年、佐野市はカタクリの群生地を市の天然記念物に指定するとともにカタクリ群生地は現在は約10haを佐野市の水と緑と万葉の町にふさわしい「万葉自然公園かたくりの里」として整備し、多くの人々が訪れています。この公園はログ風建築による管理センターや遊歩道などカタクリ鑑賞をはじめ、自然観察・学習・森林浴、ハイキングなどを楽しめ、カタクリの他数多くの野草や樹木が季節、季節に美しい花を咲かせます。
 さらにこの公園から尾根づたいに南に向かい、眺望を楽しめる龍ヶ岳を経てみかも山公園までのハイキングコースなど園内にはいくつものコースがあり、いつでも楽しめます。
ぜひ一度遊びにいかれてはいかがでしょうか。

観光案内は佐野市ホームページでどうぞ。





かたくりの里に咲く花

春の花 夏の花 秋の花
カタクリ、アズマイチゲ、
イチリンソウ
ニリンソウ、ヒトリシズカ、アマナ
チゴユリ、ナガバノスミレサイシン
タチツボスミレ、ホウチャクソウ
ヤマザクラ、ヤブデマリ
ヤマユリ、オカトラノオ、ミズヒキ
ヤマタツナミソウ、チダケサシ
ヤマジノホトトギス、オオバキボウシ
コバギボウシ、キンミズヒキ
ヒヨドリバナ
、キツネノカミソリ
ユウガギク、キバナアキギリ
ヤマトリカブト、アキノキリンソウ
ノハラアザミ、ヤクシソウ
マユミ(実)、ムラサキシキブ(実)