ファッション・ブランドの起源
 その他の出版情報              2006年7月28日 更新



ついに出ました。  同文舘 さん から マーケティング史研究会編
『現代アメリカのビッグストア』

定価  3,500円
私は第9章 ザ・ギャップ 担当です!





雄山閣 から2005年12月25日 初版発行

   多くの文化人が {一流の出版社} と認める、美術書も出版してきた(!)雄山閣さ
んだから可能だった装丁が魅力です。 
  

  『ファッション・ブランドの起源:
     ポワレとシャネルとマーケティング 』


   著者  塚田朋子
   編集は雄山閣編集部次長の久保敏明さん
   カヴァーデザインは  Hiroshi Suzukiさん

  4,400円(+税)  本文約350ページ

           このHPにご連絡下されば2割引でご購入できるよう
           出版社にお伝えします。服飾関係の授業でご利用の
           皆様、遠慮なくメールでお申し付けください。



      【  目次  】

はしがき

序章 本書の課題と構成

   1 「ファッションの」黄金時代
        ファッション・デザイナーという経済的行為者
        「ファッションの」黄金時代200年
        本書におけるマーケティングの定義
   2 マーケティングとファッション産業
        ファッションに関するマーケティング史の重要性
        オートクチュールというビジネスモデルに注目する意義
   3 ’経済大国で売れるものが一番’の時代のブランド
        クリエイターに注目するということ
        日本の特殊な問題
        誤解された’ブランド’
   4 本書の構成


第1部  「ファッションの』黄金時代


 第1章 ウオルトとビジネスモデルとしてのオートクチュール

   1 ロンドンの織物店時代
    1営業の自由と産業革命の恩恵
    2ロンドンの織物店における「流通革命」
        英国の百貨店
        ロンドン中心部の環境
        ロンドンの流通革命
    3男性の婦人服仕立師
        パリへ向かったウオルト
        ウオルトのメゾン
        サービスを提供する’場’
        原材料供給業者への影響

   2 ウオルトが考案したパリ・オートクチュール
        ナポレオン三世妃を顧客に
        ウージェニー皇后の衣装
        オートクチュールというビジネスモデル
        高級ファッションの原点

   3 サービス空間としてのオートクチュール・メゾン
        ウオルトの成功要因としての’サービス’
        権力者を’客’とすること

 第2章 ベル・エポックの女性とポール・ポワレ

   1 ベル・エポックの文化空間と女性
    1ベル・エポック
        ブルジョワジーの時代
        女性の地位
        ベル・エポックが呼び覚ました近代化
    2アール・ヌーヴォーという文化空間
        アール・ヌーヴォーの都、パリ
        親日派ドレッサーの存在
        アール・ヌーヴォーによる’若返り’
        Sカーブ・ライン

   2 ポール・ポワレ、モードの帝王
        ポール・ポワレの位置づけ
        青年ポワレ
        デザイナー、ポワレの初仕事
        ウオルト店でのデザイナー時代

   3 芸術家ポワレのマーケティング
    1モード・ビジネスの革新
        ポワレのメゾン
        コルセットを不要にする
        ホッブル・スカート
        ポワレが行った革新
    2ポワレのプロモーション戦略
        英国からスタートしたプロモーションの旅
        欧州を横断してショーをする
        合衆国へ
        デザイン画集
    3「千二夜物語」は浪費か投資か
        製品重視主義という考え方
           4つのマーケティング志向
           製品重視主義
        ポール・ポワレの製品重視主義
           ファンタジーを売る
           大パーティーの文化空間

   4 モードを超えたポワレの影響力
        アトリエ・マルチーヌ
        芸術家、ポール・ポワレ

   5 合衆国市場での「Poiret」というブランド
        販売重視主義の国
        ホッブル・スカート以後の合衆国

 第3章 オートクチュール以前の歴史のあらまし

   1 ルネッサンスの開始とイタリア、スペインの栄光
        国家を超えた’産地’
        ルネッサンスに遡るイタリアの美意識
        商業都市ヴェネチアと絹織物
        スペインの時代へ

   2 フランスと英国の世界戦略のはじまり
    1フランス・モードの世界戦略
        コルベールが登場するまで
        コルベールの戦略
        絹リボン
        クチュリエール、ドレスメーカーの独立
        モード商人、ベルタン
        デザイン保護のはじまり
        ナポレオン一世と高級ブランドのイメージ戦略
    2英国繊維業界とテイラー技術の進化
        ケルト文化の遺産
        伝統的ファッション・リーダーの登場

   3 欧州の「民衆」
        古着屋のビジネス
        ミシュレの『民衆』

   4 新大陸と日本
    1日本を含む東アジア
        衣の東西交流
    2Made in Japanの欧州デビュー
        「いき」
        江戸の町と「いき」
        ジャポニスム
        輸出品としてのシルク
    319世紀前半までの新大陸
        植民地時代
        ピューリタンの国

 第4章 ココ・シャネル、新時代の女性経営者

   1 ポワレのドレスを必要とした社交界との決別
        社交界というパリの残骸
        ラ・ディスタンクシオン

   2 シャネルの登場
        ポワレの転落
        シャネルの、経営者としての才覚
        帽子デザイナー、シャネルの登場
        ポワレに向けられた批判
        過去の隠蔽の意味


第2部  黄金時代終焉の序曲


 第5章 ポール・ポワレの敗北、CHANELの成長

   1 合衆国における19世紀末から20世紀初頭の広告とセールスマンシップ
    1衣料小売業の広告の活発化
        通信販売業による広告の活発化
        アペルの広告人生
        アートとしての広告
    2セールスマンシップ
        19世紀のセールスマン

   2 19世紀後半における流通業の革新者達
        合衆国における市場問題の発生
        衣料品小売業
        大衆市場と大衆向けのパターン販売

   3 CHANEL: 高級ブランドのビジネスモデルの完成
    1アール・デコ展
    2装飾としての女性を破壊する
        第一次世界大戦後のシャネルの服
        新しい女性像を描いた経営者
    3シャネルのプロダクト・ミックス戦略
        プロダクト・ミックス
        香水CHANEL
        イミテーションの宝石
    420世紀を代表するブランドへ
        CHANELというブランド・マークがあふれる時
        バイヤーもマスコミも味方にする
        ライバルの女性デザイナー達

   4 シャネルが残した言葉

   5 第一次世界大戦後のポワレ
        合衆国繊維業界の大キャンペーン
        ポワレの大失態
        マーケティングの先駆者ポワレ
        ポワレの言葉

 第6章 20世紀初頭のマーケティング研究者達

   1 ヴェブレンが描いたマーケティング誕生前夜の合衆国
        ヴェブレンの時代
        ヴェブレンが描いた大衆
        代行的消費
        ヴェブレンの時代の大学
   2 高圧的マーケティングへの歩み
    1名詞marketingの起源
        マーケティングという思想の登場
        アメリカ的な思考
    2大学での授業のはじまり
    3A.W.ショウの登場
    4マーケティングの研究者と授業
        マーケティング研究のパイオニア達
        ゼミナールでの授業
        科学化の断念

 第7章 ファッション・マーケティングの嚆矢ナイストロムの功罪

   1 小売業研究者としてのナイストロム
        ナイストロムに対するバーテルズの評価
        スタイル、流行、モードの意味
        ナイストロムの問題意識
   2 流行商品研究の背景
        大衆向けの大学教育の普及
        大衆消費社会にとってのアパレル
        1920年代の製品政策
   3 ナイストロムの流行商品計画論
    1『テキスタイル』(1918)
    2『流行の経済学』(1928)
        パリのスタイル産業について
        コピー商品への言及
        オートクチュール・デザイナーへの注目
        アパレルという商品
    3『流行商品計画』(1932)
        効果的な商品計画の提案
        流行、スタイリング、スタイリストの活躍の結果
        市場調査の推奨
        アパレル販売のマーケティング戦略
        デザイン保護:合衆国におけるその意義
   4 ナイストロムのファッション観とアパレル販売における人的資源への注目
    1ナイストロムのファッション観
    2流行商品販売における人的資源への注目

 第8章 紳士用既製服に関する若干の考察

   1 英国における紳士服の革新
    1男性の理想体型
        絵画の世界の時代
        男性の理想体型の規定
        理想体型と男性の衣装
    2英国の紳士
        チャールズ二世とチェスターフィールド卿
        英国製の顧客、ポワレとギャツビー
    3ブランメルの登場
        ブランメルの服装のポイント
        英国製の優位
        ブランメル・フィーバーの帰結
   2 軍服という特殊市場
        軍服というユニフォーム
        南北戦争と軍服
        フランスの軍服
   3 英国産業革命の帰結としての既製服市場の拡大
    1産業革命を生み出した思想
        ベーコン卿の約束
        ルネッサンス期の世界最高の学府
    2英国産業革命期の綿工業生産の実態
        英国の綿工業
        蒸気機関の利用
   4 既製服産業のマーケティングのはじまり
    1英国での既製服販売
        既製服販売店の登場
        モーゼス社の広告宣伝
    2標準化:大量生産の開始
        標準サイズ
        紳士服のその後

終章 「ファッションの」マーケティング

   1 各章からの知見
   2 21世紀に「ファッションの」マーケティングを考える
        なぜマーケティング研究者はファッション・デザイナーを無視してきたのか
        特に、日本に関して
        何が変わったというのか?
        ポワレの批判に耳を傾けてみる

 むすび

 参考文献

 索引 / 人名索引




















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