1、卒業式は、卒業生にとってたった1度の大切な式であることを伝える。
「みんなは、小学校で6回卒業式に出ます。1回目から5回目までは、卒業生を送り出します。そして、6回目は、自分が小学校とお別れする最後の卒業式になります。この最後の卒業式は、6年間で1度しかありません。間違ったからやり直そうと思っても、やりなおすことはできません。たった1度しかない大切な卒業式です。
6年生にとってこれが最後の卒業式です。6年生がよかったなと思えるすばらしい卒業式になるように1年生のみんなも頑張りましょう。」
2、並び方をきめる。
3、各列ごとに椅子を自分達で並ばせる。
4、並べた椅子を横から見せる。(椅子がきちんと並んでいないことに気づかせる。)
5、自分達で椅子をきちんと並べさせる。「背もたれを隣の人と真っ直ぐに並べなさい。」
6、教師の実演で座り方を見せる。
@ 両足を床につけてきちんと揃える。(つかない人はつま先)
A 背もたれによりかからないが、(げんこつ一つ分空ける。)
足が床から離れない位置で深く座る。
B 手は、膝の上にパーかグーで置く。
ここで1度座り方のチェックをする。上手にできていたらほめてひとり一人に合格、不合格を出し、全員合格するようにさせる。
7、教師の実演で立ち方、腰掛け方をみせる。
@ 体重移動のための中腰状態をしたあと、体を伸ばして2段階で立つ。(椅子を足ではじかない。音を立てない。)
A 座るときも中腰状態を入れて、2段階で座る。(椅子を前にひかない。音を立てない。)
ここで列ごとに立ち方、腰掛け方を号令に合わせて、試験をする。音を立てずに1,
2 のリズムで立ったり、座ったりできた列を合格とする。
8、修礼、礼の仕方を教える。
@ 修礼は、1度目のピアノで起立、2度目で深めの礼(心の中で1,2と数えさせる。)、3度目で体を起こす。
A 礼は、号令がかかったら、1で頭を軽く下げ(心の中で1と数えさせる。)2で体を起こす。
2つの礼の違いを礼の長さ、角度などを比較しながら教える。どちらも背中が丸まらないように背筋を伸ばして行なう。(中には、顔を前に向けたまま礼をする児童もいるので、チェックする。)
*これらの指導を卒業式全体練習の事前に1度指導しておくと、1年生でも卒業式に相応しい態度で卒業式に参加できる。
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