【KAMPI】
六区でおどんべってやつ |
省エネバージョンで やってみっかなーと |
何年か前にさあ、あのー栃木弁講座ってやったんだけど覚えてる?
この辺でやったんだよ。
んで今日はあのー、こう、あの、何、危なげなゲーム2つ続いたんべ。
だからちっともう一つはよ、地方限定栃木県バージョンで、
あのー、長野でやっちゃわりぃんだけどさ、
一応そのー、ヤンキーってのが編み出した何つったっけな、あの、
「六区でおどんべ」ってやつ、あれ、
「六区でおどんべ省エネバージョン」ってやつなんだけども、
疲れちったんで、省エネバージョンでやってみっかなーと思うんだけどやってみっけ。
じゃ頼むで。な。
あ、六区でおどんべ(六区でおどんべ)
いい感じじゃねえの。栃木県人みてえだよ。
右手でおどんべ(右手でおどんべ)
したっけ右手出して。な。(人差し指だけ伸ばす)
で、あの、トンボ取る時の要領だ。これ。(人差し指をぐるぐる回す)
ひーふー、ひーふーみーよー
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
(「ちっちゃ」という声)
うめぇ。ははは。へたでもうめぇっつっちゃんだよな。
六区でおどんべ(六区でおどんべ)
左手もつけんべ(左手もつけんべ)
もうだいじ≪共通語:大丈夫≫だな。な、な、な。
はい。(と言ってさっきのように右手を出す)こっちもだ。(と言って左手も出す)
ひーふー、ひーふーみーよー
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
目ェ回すな。だいじか? な。
あのよ、栃木じゃよ、あの、よく畑なんかひっぺがす≪共通語:引きはがす≫とよ、
メメズが出てくんだメメズが。あのあら何つんだ、共通語で?…メメズだな。
メメズの気持ちんなってな。
六区でおどんべ(六区でおどんべ)
メメズの気持ちんなっておどんべ(メメズの気持ちんなっておどんべ)
ひーふー、ひーふーみーよー
(両手の人差し指を曲げたり伸ばしたりする)
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
(両手の人差し指をゆらゆらさせながらゆっくり前進)
よくわかんねな。よっくわかんね…。
六区でおどんべ(六区でおどんべ)
右足でおどんべ(右足でおどんべ)
あのよく栃木県人マナーわりぃから、たばこすぱすぱって吸うべな、
その後(すいがらを投げる動作)消さねえで行っちゃあやつがいるんだよ。
あーれだめだよなあやっぱ消さなくっちゃさ。
ひーふー、ひーふーみーよー
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
(右足ですいがらをもみ消すしぐさ)
(「栃木の人に怒られるよ」という声)
消えたかな。だいじだな。はい。
六区でおどんべ(六区でおどんべ)
ここで次ヤンキー何やっかってぇと腕立て伏せさ。
だけど40代にはキツイわけ。わかる? そのままでいいから。な。
リハビリのつもりでな。
(と言って椅子に座り両手を前に出す。てのひらは前向き。)
ひーふー、ひーふーみーよー
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
(前に出した腕を曲げたり伸ばしたりする。つまり空中腕立て伏せ。)
なんぼでもできんべこれだったら!
(「最悪のネタ」と誰かの声。)
六区でおどんべ(六区でおどんべ)
手ばたきもつけんべ(手ばたきもつけんべ)
手ばたきってわかる? これ他の国の人に言ってもわかんねんだけどよ、
手ばたきってんなこういうこというん手ばたきって。(実際にやってみせる。)
拍手っつーんだってな。
ひーふー、ひーふーみーよー
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
(前に出した腕を曲げたり伸ばしたりする間に拍手を入れる。つまり拍手つき空中腕立て伏せ。)
ほぅ、なんぼでもできんべ!
六区でおどんべ(六区でおどんべ)
100m走でおどんべ(100m走でおどんべ)
ただし、座ったまんまでいいかんな。な。
あのヤンキーみてえにむちっけって≪共通語:夢中になって≫やんねえからだいじ。
注)むちっける→むちゅうっけえる→むちゅうっかえる→夢中になる(一生懸命になるという意味)
位置について、よーい
あの、むちっけって走んなよ。チャラチャラ走れ。
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
(椅子に座ったまま走るように手足を適当に動かす)
いあんべ(いい塩梅)だ〜! いあんべ(いい塩梅)だよ〜。
ちっと待ってろおめ、今あのなんだズルが発生したど。
ズ…あ、フライングってんか。
発生しちった、まじーよ。
だけど栃木県人そんなこと気にしねんだ。
チャーラチャーラチャラチャーラチャーラチャラ
ゴール。
いい汗かいたな。
あのよ、ちっと関係ねえこと言っていい?
最近よ、気になってる歌が2つあるんよ。
1コは昔のなんだ、子どもの歌でよ、「アルプスの少女ハイジ」。うん。
♪口笛はなぜ 遠くまで聞えるの
これはいいんだよ。ここまではそうだよなって思うんだな。
♪あの雲はなぜ 私を待ってるの
待ってねえべ。雲はハイジのこと待ってっか?待ってなかんべ。
ハイジの勘違いじゃねえの?
♪教えておじいさん 教えておじいさん
アルムおんじに聞いたってわかんなかんべそんなこと。
♪教えて アルムのもみの木よ
なんに聞いてんだ? だいじかハイジは?
ハイジはデレスケ≪共通語:おバカ≫になっちったんかな。
んでもう1コの歌ってのが、(ウエストポーチからシャボン玉を出しつつ)気になってんだよ。
今回はよ、こんなんばっかりやってんだけどよ。(と言いつつシャボン玉を吹く。)
♪シャボン玉飛んだ
そこまではいいん。そこまではまっさか≪共通語:すごく≫いい歌。
いいかよ、次聞いてびっくりすんな。
♪屋根まで飛んだ
屋根まで飛んでっちったんだどおめ、
シャボン玉が飛んだと思ったら屋根まで飛んでっちったんだおめ、
屋根まで飛んでっちったらおめ、こんな雨の日どうすんだおめ、
べべっこがくさっちまうべよ。たーいへんだおめ、
あ、べべっこってこれ(服をさして)な。
くさるってんななんつんだ濡れるってんか。な。
べべっこがくさっちゃーっつったって、なあ。
(誰かの笑い声)
笑ってんじゃねえよ。
それとよ、栃木の、栃木の方言でよ、
あの夏にさ、こういう(両手を上げてくわがたの格好)虫がいんべ。
こういう虫、こいんこいん。
(「くわがた」という声。)
あ、くわがたってんか。うちの方じゃ「おにむし」ってんだけどよ。
今日はみんなにおにむしの歌教えっから、な、覚えて帰れ、な。あい、いぐど。
やったら後に続いてやんだかんな。(手をくわがたのはさみのように上げる)
おにむしだガシガシ(おにむしだガシガシ)
(両手を内側から外に回して上に上げ、「ガシガシ」ではさむようなしぐさ)
うめぇ。
おにむしだガシガシ(おにむしだガシガシ)
(同上)
おめらもおにむし(おめらもおにむし)
(相手を指差すような動作の後、「ガシ」と同じ動作)
おらんたもおにむし(おらんたもおにむし)
(自分のことを指差した後、同上)
みーんなそろっておにむしだガシガシ(みーんなそろっておにむしだガシガシ)
(外側から内側に向けて手を回し、後は初めと同じ動作)
備考:この歌は(歌じゃないけど)昔ぎっちょんから教わった歌です。
(ホントは「くわがただガシガシ」という歌詞だけど。)
あぁこれが栃木県の歌だかんな。
栃木来たらみんなして「おにむしだ」ってやってくろな。
ほんで、あの、おにむしと来たらばよ、やっぱり次はあの、
おにに関係ある人に出てきてもらいてえわけだな。うん。
(あちらこちらから「おぉっ」という声がする。)
で、がんさん、ちっとこっち来ちろ。(とがんさんを手招きするKAMPI。)
(がんさん腰を上げて近づく。)
じゃあ「がんさんゲーム」ってのやっからよ。
(数名笑い出す。それは前日の「おき火を囲む会」でこの話が出たからだ。)
(半ば冗談めいた話だった「がんさんゲーム」(?)をKAMPIは実行に移した。)
ゲームでもなんでもねんだよ。
がんさんが近くに来たべ。
「近ガン」
(あきれて去っていこうとするがんさんを引き止めて。)
何どこ行ぐん、だめだよまだ、つづ、続きがあんだよ。
がんさん、あのわりぃんだけども、○△×□●▲■くんて呼ぶから(がんさんの本名)返事してくんね。
【KAMPI】○△×□●▲■くん
【がんさん】「ハイ」
【KAMPI】ハイガン
(またあきれて去っていくがんさんを追って行き。)
がんさん、まだあんだよ、まだまだまだ。
【KAMPI】これ何色だ。(と、まくはりの服をつまむ。)
【がんさん】赤。
【KAMPI】赤、赤だな。これは?(と、ダビンチの服をつまむ。)
【がんさん】青。
【KAMPI】青。青だな。これは?(と、おまるの服をつまむ。)
【がんさん】黒。
【KAMPI】ガン黒。
(KAMPI、がんさんから去っていくかに見せて、くるりと振り向き)
あー、がんさんじゃねえな。おめえはがんさんじゃねえだろう。
(と再び近づいていったところで)
「がんもどき」
(「やりたい放題だ」という声。)
じゃあ次はがんさんのゲームだぞー!(拍手喝采)
(「まさか、鬼なんじゃあ」という声。)