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異符号の加法 「なぞる」と「暗唱」で指導する


                                           TOSS下野教育サークル  大島佳代

 

つい説明したくなる、でも説明すると子どもが混乱する単元で「教科書をなぞる」、「詩の暗唱法」を使った授業です。
2002年7月27日に行われた女教師ML模擬授業全国大会で授業したものです。



<準備するもの>   
・ノートパソコン(サイトはこちらです。)
・プロジェクター

指示1 教科書17ページ(東京書籍 中学1年数学)を開きます。例3を指さしてご覧なさい。 

問題@を読む。
@(−5)+(+5)

指示2 −5と+5の足し算です。これを考えるための数直線が隣に書いてある。指さしてご覧なさい。隣と確認。 

指示3 先生が読むところを指でなぞります。0,マイナス5の矢印、プラス5の矢印。

指示4 −5の矢印を赤でなぞってご覧なさい。 

−5の数字も同じようになぞらせる。

指示5 +5も同じようになぞります。数字と矢印の両方をなぞるんですよ。 

−は赤、+は黒でなぞらせる。

発問1 最後に矢印はいくつを指していますか。(0です。)さすがですね。 

指名する。
数直線上の0をなぞらせる。

指示6 (HPの)画面を見ましょう(クリック)。

@の計算式をノートに写す。

@を一緒に読む。
「足し算、引き算の記号はたす、ひくと読みます。プラス5やマイナス5のように符号はプラス、マイナスと読むんだね。」


問題Aをよむ。
A(+9)+(−4)

指示7 +9と−4の足し算です。隣の数直線を指さしていますか?
     先生が読むところを指でなぞります。+9の矢印、−4の矢印。

指示8 +9のところを黒でなぞってご覧なさい。

指示9 次に何をしますか。(−4もなぞります。)そうだね。やってご覧なさい。 

指示10 もう1つ矢印がある。指さしてご覧なさい。
      答えを表す矢印だ。同じようになぞってご覧なさい。

+であるから黒でなぞることを確認する。

発問2 最後に矢印はいくつを指していますか。矢印の先にいくつと書いてご覧なさい。 

指名。「プラス5。同じだった人。よし。小さく○をつけておこう。間違っていたら写しておくんですよ。」

指示11 (HPの)画面を見ましょう(クリック)。

Aの計算式をノートに写す。

Aを一緒に読む。変化のある繰り返しで読む回数を確保する。「今度は、さらに大きな声で読みます。」「今度は、速く読んでみるよ。」 


問題Bを読む。
B(+4)+(−10)

指示12 +4と−10のたし算です。何をやるか分かりますね。やってご覧なさい。 

発問3 答えはいくつを指しますか。 みんなで言ってみよう、さんはい。

指示13 (HPの)画面を見てごらん(クリック)。

Bの計算式をノートに写す。

Bを一緒に読む。

指示14 (最後の答えを消し)最後まで読んでみよう、さんはい。 


順々に消していき、最後は式だけにして暗唱させる。

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