発刊にあたって大平町教育研究所長 石山 靖夫「人権の世紀」と言われる21世紀,2年目を迎えました。当教育研究所も 設立以来20年が経過いたしました。 本年度も所員一同,研究主題のもとに着実に各学校での実践に役立つもので ありたいという願いから継続的に研究を進めております。 その成果と課題について十分検討され,次年度に向けての方向性を明確にし ております。 教科指導部会では,昨年度に続き,研究主題を「総合的な学習の時間」にお ける地域の教育力の活用」として研究を進めていただきました。 特に小中学生に贈るメッセージ集の活用について取り組んでまいりました。 このメッセージ集は,児童生徒の「生きるカ」を育むための一助とすべくも のとして始まったものです。各学校での実践指導計画の作成とその実践例をも とに「これからの総合的な学習の時間」の充実を図る上にも少しでも役立てて いただければ幸いです。 各学校の実践が年を重ねるごとに学社連携が図られ,地域の教育力を生かし た学習活動が充実していることは,研究の成果と言えると思います。 調査研究部会では,「同和教育から人権教育への再構築をめざして〜小中の 連携を図る人権教育の在り方」をテーマについて3つに絞って調査研究を行っ ていただきました。 その一つは,本町における人権教育の取り組み状況の把握です。 二つ日は,教職員研修の在り方についてです。 三つ目は,差別の現実に学ぶ「現地学習」です。 教育相談部会では,児童生徒指導上の問題点を明確にし,その対応策につい ての研究協議も深まったことや学校間の連携を図りながら,情報交換により問 題行動の早期発見やその指導に有効となったことは成果であったといえます。 パソコン研究部会では,校内のネットワークの充実に向けて「校内LANの 研究」をテーマとしてまとめていただきました。特に「校内LAN設置に関す る提言」は町内の小中学校でのLAN設置に向け大変役立つものと思います。 今後の学校教育に当研究所の果たす役割は極めて大きいといえます。 これまでの研究所員のご尽力に対し,心から感謝申し上げます。なお,この 紀要が各学校で十分参考にされ,活用・実践が図られることをお願い申し上げ 発刊のあいさつといたします。 平成14年3月![]()