はじめに
 教科指導部会では,昨年度に引き続き,今年度の研究主題を「『総合的な学習の 時間』における地域の教育力の活用」とし,昨年度の研究成果を踏まえてそれをさ らに発展させる形で研究を進めた。具体的な内容としては,小中学生に贈るメッセ ージ集「輝く星をつかまえよう」の総合学習への活用の研究である。  メッセージ集「輝く星をつかまえよう」は今年度をもって第3集の発行となる。 このメッセージ集は「“ふるさと大平”に関係する地域の方々が,小中学生のため に贈ってくださったメッセージをまとめたもの」であり,「それぞれのメッセージ から,自ら課題を見つけ,自ら学び,主体的に判断し,行動し,問題を解決してい くためのヒントとして」あるいは「人間としての『生き方』を学んだり,自分の将 来の進路を考えたりするためのヒントとして」(以上メッセージ集の「はじめに」 より)児童・生徒の「生きる力」を育むための一助とすべく始まったものである。  これまでにも,進路指導や道徳教育での活用例はあったが,今年度は「総合的な 学習の時間」にポイントを絞り,各小中学校でこれを利用して実際に授業を行った り,また,これからの総合学習に備えての実践指導計画例の作成を試みた。今回こ の紙上をお借りして,ここに各校で作成した指導計画例を掲載し,紹介するものと する。  「総合的な学習の時間」の実施については,まだまだ各校とも試行錯誤の段階で あるが,これを契機に地域の人々との交流を深めながら,児童生徒の健全育成のた めに少しでも貢献できたら幸いである。