U 今年度の人権教育の取組みより

大平中央小学校の人権教育
 本校では,共に伸びる仲間づくりを合言葉に学級経営を基盤として,すべての教育 活動を通して,人権尊重の教育を推進しているところである。今年度の実践例として は,次のようなことが挙げられる。
◎同和教育間接的指導の校内授業研究会
 本校では,毎年同和教育の授業研究会を実施している。本年度は,1年の道徳「親 切になったおおかみ」の授業を全職員で参観し,研究協議を行った。  この授業は,弱い立場の人にも親切にしていこうとする心情を育てることをねらっ たものである。弱い者にいじわるをしていたおおかみが,くまの親切な行為に出会い 改心していくまでの気持ちを役割演技などを通して子どもに考えさせていった。  子どもたちは,1年生ながら授業に集中し,一生懸命考え,発言していた。
◎総合的な学習における取り組み
 本校では,昨年度,社会的課題に視点を当て,自ら設定したテーマを解決する力を 培うことをねらいとした総合的学習の実践を開始した。特に,本年度は総合的な学習 で子どもたちにどのような資質や能力を育てていくかを研究内容の柱の一つとして取 り組んでいる。育てたい資質・能力を設定する際には,人権教育との深い関わりを考 慮している。 活動内容では,第4学年で「だれもが住みよい大平町をつくろう」の単元を設定し 高齢者や障害者が生活するために大平町ではどのような工夫や配慮がなされているか について各自のテーマごとに調べ,まとめ,発表する活動を行っている。
◎教育相談
本校では,6月と11月に教育相談週間を設定し,担任が一人一人の児童とじっく り話をする機会を設けている。話題としては,「友達のこと」「上級生のこと」「家 族のこと」「今,困っていること」等である。教育相談を終えての職員の感想では, 「児童理解の面でとても有意義だった」「交友関係を知ることができた」「だいたい の子が幸いにこれといった悩みがなかったようであるが,教育相談を楽しみ,心待ち にしているといった感じがした」「特に悩みがあったり,気にかかる子については, 定期的に話を聞いていきたい」等があった。 他には,人権教育について保護者の理解を得るために学校だよりによる啓発や学年だ よりで「ほのぼのコーナー」を設け,児童の日常生活の中の心温まる話を掲載してい る。また,人権週間の行事として,人権に関する作文朗読や児童を対象とした人権映 画会を予定している。