おわりに
 本年度は,前年度の成果を踏まえるとともに,反省の上に立って「小中学生に贈るメッセージ集」の総合的な学習の時間等での有効活用の方法を研究してきたわけであるが,年を重ねるごとに学社連携が図られ地域の教育力を生かした学習活動が充実してきていることを実感する。
 メッセージ集は地域の方々の協力により本年度9月に第4集が発行され,総数56の貴重なメッセージが集録されたことになる。本年度は,各校がそれぞれの学区や学校の実情・児童生徒の興味関心に応じた単元設定に合わせてメッセージの中から有効利用できるものを吟味選択し,授業の中で活用を図ってきた。分野については,郷土の環境,文化,人権,福祉,生き方,そして生命尊重が挙げられる。また,授業の指導過程の中では導入の問題提起の場面での活用,子どもたち一人一人が個々のテーマを設定する際の手がかりとしての活用,個々のテーマを実際に調べる場面での活用さらに発展して執筆者との交流,終末の場面で子どもの心に響く読み聞かせ等様々な場面での活用の仕方が研究され,大きな成果が得られた。
 今後は,各学校の実践研究の成果を他の学校でも参考にして学習活動計画の中に組み入れたり,
今回の研究に携わった各校の先生方を核として,メッセージ集を有効活用していく手段についての研究をさらに深めていきたいと思う。