X 成果と課題
 
1 障害者問題における育てたい能力・態度
(1)知性
 小学校は、障害者問題の正しい認識をすることを行い、さらに中学校では、障害者の定義をし様々な障害者の存在を認識させる。
(2)判断力
 小学校は、問題点を科学的にとらえ、公正・公平に判断する力を育てる。中学校では、障害者を支える人々への理解もさせながら、偏見や差別がないように公正・公平に判断する力を育てる。
(3)感受性
 小学校は、思いやりやいたわりの気持ちをもつ感受性、中学校では、多様な個性としてありのままに受け入れられる感受性を育てる。
(4)実践力
 小学校は、主体的に取り組み、バリアフリーの社会を築くこと。中学校は、共生社会を築くことができる能力・態度を育てる。
 以上のような小中の特徴を確認することができ能力・態度における学年発達の一端を考察することができた。今後は、他の人権課題について同様な手法で分析したい。
 
2 転採・新採教職員人権教育研修
 昨年度までの同和教育では、直接的指導の内容は、同和問題に関わることに限定されていたが、今年度の人権教育では、直接的指導を広く捉えるようになった。本町では、同和問題に対して教職員が否定的なイメージをもっていたのでは人権教育を推進できないと認識し否定的なイメージを払拭する努力をしてきた。特に4年前より参加型の人権学習を用いている。研修後の調査から同和問題に対するイメージは、肯定的なものが多く人権課題解決への意欲も高い。
 
3 県外研修
(1)水戸市総合教育研究所
 平成13年9月に施行された「水戸男女平等参画基本条例」が特徴的で様々な施策の基本になっている。特に女性問題の意識を高揚する手だてとして5つの基本目標があり参考になった。T「女と男の新しい関係を育む意識の創造」U「女と男が共にいきいきと働くことができる労働条件・環境の整備」V「女と男のための健康の確保と福祉の充実」W「女と男のあらゆる分野への平等参画」X「推進体制整備」である。
 
(2)東村山市久米川小学校
 東京都、東村山市の指定を受けて、人権教育元年にふさわしい研究発表と授業内容であった。都の「心の教育」の推進を受けて生命尊重のための道徳の授業や人権教育の方策は、参考になった。