標準学力調査の結果分析と対策
教科指導部会
教科指導部会では、今年度は、16年度の学力調査結果の分析を行い、大平町全体として
対策を考えていくことにした。
1 受験者数
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学 年 |
受験者数 |
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小学校4年生 |
265名 |
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5年生 |
251名 |
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6年生 |
267名 |
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中学校1年生 |
277名 |
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2年生 |
255名 |
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実 施 期 日 |
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小学校 |
平成17年1月26日 |
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中学校 |
平成17年1月12日 |
2 調査結果概略
調査結果は、学校・学年によって多少ばらつきはあるが次のような結果である。
小学校(4〜6年) ○ほぼ良好 ●改善が必要
【国語】
○
本町の小学校において、観点別に見ると「書く力」は全国と比較して達成率は7ポイ
ント前後高くなっている。また、領域別にみると「音声言語」も良好な傾向にある。
○
「言語事項」の漢字の読み、書きについても、おおむね良好である。
●
4年生においては、「読む力」が2ポイントほど全国と比較して低くなっている。
●
設問別にみると、文学的文章の達成率が5年生を除き、やや低い傾向にある。
【算数】
○
「数学的な考え方」「表現処理」「知識・理解」とも全国の達成率と比べてほぼ同じで
あるが、4年生はやや低い傾向にある。
●
設問別の「文章題」や領域別の「数量関係」(割合)の達成率がやや低い傾向にある。
●
4年生においては、「数と計算」で2位数×2位数の計算(筆算)の通過率が全国に
比べて20ポイント低くなっている。乗法九九等の習熟が必要である。
観点別平均点
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全 国 |
大平町 |
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教 科 全 体 |
69.5 |
71.3 |
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観点 |
話す力・聞く力 |
72.4 |
74.3 |
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書く力 |
58.4 |
61.5 |
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読む力 |
60.8 |
61.3 |
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言語について |
72,9 |
76.4 |
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教科全体としては、全国平均とほぼ同じであ
り、観点別に見ても全国平均を、すべて上回っ
ている。
しかし、全国的な傾向ではあるが、他の観点
と比べて、「書く力」「読む力」が低くなってい
る。
設問別分析
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【大問2(2)】(説明的文章) 文脈に則して内容を理解し、表に当てはまる言葉を書く問題 |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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36.3 |
38.2 |
1.9 |
全国の通過率は36.3%で低い結果となっている。大平町も全国平均とほぼ同じ通過率
であり、まとまりごとに何について書かれているのか理解できていないようである。中心語
句等をとらえる指導や文章の内容をまとまりごとに順を追って把握していく指導をさらに充
実する必要がある。
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【大問3(1)】(文学的文章) 文脈に則して内容を理解し、読み取ったことを記述する問題 |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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61.9 |
36.7 |
−25.2 |
全国平均を大きく下回っており、文章全体を読んで内容を理解することが不十分である。
また、読みとったことを自分の言葉で書くことに慣れていないことが考えられる。
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【大問3(3)】(文学的文章) 文脈に則して内容を理解し、文の中にいれる様子を表す適切な言葉を選択する問題 |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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32.0 |
43.4 |
11.4 |
全国通過率は32.0%と低い結果となっている。大平町は全国よりは上回っているが、
この場面の様子を表す言葉を知らないことや、主人公の気持ちを十分読み取れていないこと
が原因であると考えられる。
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【大問3(5)1】(文学的文章) 文脈に則して内容を理解し、登場人物の考えを記述する問題 (登場人物二人について、それぞれ答える問題) |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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67.9 |
61.4 |
−6.5 |
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37.8 |
41.2 |
3.4 |
全国平均を下回っており、登場人物の言動を通じて、登場人物の考え方を読み取り、それ
をまとめて書く力が若干低い傾向にある。特に下位層においてそれが顕著である。
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【大問7】(言語事項) 意味からことわざ(灯台もと暗し)を選択する問題 |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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47.9 |
36.3 |
−11.6 |
全国平均を下回っており、このことわざを知らないことが考えられる。
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【大問10】(言語事項) 慣用句(胸をなでおろす)を用いて短作文を作る問題 |
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全 国 |
大平町 |
差 |
|
39.9 |
45.7 |
5.8 |
短作文では、無答も多く慣用句の意味を理解していない児童も多いことが考えられる。こ
とわざや慣用句については、ふれる機会が少ないので、意図的にふれる機会を増やしていく
必要がある。例えば、平成14年2月28日発行で県教委より全クラスに配布された「こど
もと楽しむ ことわざ集」の活用などが考えられる。
全体として、語彙力の不足や初めて読む文章での、登場人物の心情等の読み取り、説明文
の内容理解が不十分であるため、国語の時間の文学的文章での心情の読み取り指導の充実や
説明文での中心語句の把握や要約の指導の充実はもちろん、日常指導において、多様な文章
にふれる機会を増やす必要がある。例えば、読書指導により1冊の本を読み通す指導や新聞
などでの文章を要約する力をつけるなどの工夫が必要であろう。
観点別平均点
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全 国 |
大平町 |
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教科全体 |
61・6 |
64.7 |
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観 点 |
数学的な考え方 |
53.0 |
54.5 |
|
表現・処理 |
61.3 |
64.5 |
|
|
知識・理解 |
62.1 |
65.1 |
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教科全体としては、全国平均を上回っており、
観点別に見ても、全国平均は、すべて上回って
いる。
しかし、他の観点と比べて、数学的な考え方
が低めである。
設問別分析
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【大問2C】 わられる数と商の大小関係( □÷分数 )の問題 |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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32.4 |
30.7 |
−1.7 |
全国、大平町ともに低い通過率であり、商についての理解が不十分であることが考えられ
る。また、除数が異分母分数である場合、商と割られる数の大小をとらえにくいことや、整
数や小数と比べて、商と除数の関係についてとらえる機会が少ないためであると考えられる。
分数の大小についての指導の徹底、計算をした後で商の大きさの妥当性について確かめる
機会を増やしていくなどのくふうが必要である。
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【大問4@】 全体に対する部分の割合を求める問題 (割合の第一用法) |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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30.7 |
30.3 |
−0.4 |
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【大問4A】 グラフから割合を読み取り、割合に当たる量を求める問題 (割合の第二用法)(グラフの読み取りを含む) |
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全 国 |
大平町 |
差 |
|
35.1 |
36.0 |
0.9 |
割合の第一用法、第二用法を用いる基本的な問題であるが、全国・大平町ともに低い通過
率となっている。誤答を見ると「全体÷部分」で答えを求めていた児童も多い。また、無答
が目立つ傾向がある。
割合については、その意味理解が難しいこと、問題を読んだだけでは「基準量」「比較量」
「割合」の関係を捉えにくいことが考えられる。また、5年生の学習内容であり、学習して
から時間が経過しているため、通過率が低くなったものと考えられる。
与えられた数値の関係を図などに表しながら整理して問題に取り組ませる必要がある。
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【大問5@】 角柱の構成要素を答える問題(三角柱の底面を答える問題) |
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全 国 |
大平町 |
差 |
|
35.5 |
28.1 |
−7.4 |
全国の通過率を下回っており、立体の向きによって、底面を押さえられていない。
立体の構成要素について、立体の向きにかかわらずとらえられるよう指導する必要がある。
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【大問6C】 複合図形の周の長さを求める問題 (円の部分と直線を組み合わせた図形) |
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全 国 |
大平町 |
差 |
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13.7 |
15.4 |
1.7 |
全国、大平町ともに大変低い通過率になっている。
提示された図形の曲線の部分が円の一部であることが理解できていないこと、また、円周
の長さを求める学習は、5年生の内容であり、円周を求める公式を忘れていることなどが考
えられる。また、面積と混同してしまった児童もいたようである。さらに、設問が、現在の
教科書の学習内容を超えており、扇形などの周りの長さを求める経験をしていないことも影
響していると思われる。
今後、現在の教科書では扇形などについて扱っていないが、発展学習として授業に取り入
れるとともに、教科書の「パズルランド」などにある図形についての多様な見方を育てる学
習を丁寧に扱い、図形に対する豊かな感覚を育てていく必要がある。