立志再確認
西山田  関  忠治
 メッセージ。私は伝達と言う意味に理解していますが、この度は皆さんに「問いかけ」を して、皆さん自身が今後の進路等について、どんな道を選ぶかの判断のガイドを申し上げて みたいと思います。  昔の子供達は寺子屋で勉強しましたが、現在の日本の義務教育は正に世界一の水準で、徹 底した教育行政は世界中から羨ましがられています。それは、社会生活をしていく上で必要 な一般常識、学問知識を誰でもが身につけていくためのものです。  義務教育が終わって卒業すれば、後は勉強しなくてもいいのか? 私達のご先祖の先輩達が研究し、勉強した知識や技能は、誰かがその後を継がなければなり ません。どんなに医学や科学が進歩しても、先輩の頭脳を己れの頭脳にダビングは出来ませ んよね。  昔の日本人の文化は極めて低いものでしたが、中国や韓国からの指導とヨーロッパの先進 国からの文明によって急速に進歩発展して来て、今はトップクラスまでに成っています。例 えば医学についても、臓器移植や体外受精、遺伝子関連医学等世界的水準です。幕末の頃の 麻酔の研究で知られる花岡氏や、天然痘の予防接種を初めて行なった壬生町の斎藤氏等の頃 とは、比較にならない進歩です。  橋梁建築技術は、瀬戸内海他各地に構築された超大橋の設計施工の技術は世界一です。造 船技術も同様です。最近は、宇宙飛行士も次々と誕生しています。貴方も宇宙飛行士になっ てみませんか?  昔の先輩が培った伝統工芸技術では鍛刀、漆芸、絵画等も、誰かが後を継いでもらいたい ものです。  君達はまだ若いんだから、義務教育だけで勉強を止めるなんてもったいないではないか。 「ヨーシ」と発奮して、どの道かを選んで精進し、将来、世界に誇れる人物になってみない かい!  でも大学へ進んで成績優秀でも、勉強ばかりで心が荒んではいけない。思いやりや師弟、 長幼の序をわきまえ、やたらにキレない我慢強さが何よりも大切です。学校で人の命を大切 にする道徳教育をもっと躾けてほしい。  私のような老人からみると、今の子供達は過保護で甘えてばかりいて、努力や頑張りが嫌 いらしい。このままでいくと、あと何年か後は、かつての勤勉な日本人が世界一の怠け民族 になってしまう様な気がしてならない。  皆さん、中学時代にしっかりした目標を樹てて頑張ってね!