昔の子供、今の子供
                    富 田  野原 宏之  昔の子供と今の子供の一番の違いは何だと思いますか。それは、一人っきりの時間の差な のではないでしょうか。  昔は、学校から帰ると、一目散に外に遊びに行きました。5、6才の年齢差は当たり前。 暗くなるまで地域内をかけ回ったものです。いたずらをして近所の人におこられたり、けん かをして泣いて家に帰ったり。とにかく一人っきりの時間はほとんどありませんでした。  今はどうでしょうか。学校から帰れば勉強あるいは学習塾、そして自分の部屋でテレビゲ ーム。核家族、共働き、少子化等様々な要因はあるにしても、これでは友達や地域社会はお ろか、家庭内の触れ合いすらままなりません。  昔は地域社会の中で、誰々さんの子、孫とか、あるいは逆にあの家のおじちゃんはおっか ないとか、お互い知らず知らずのうちに地域社会の中での交流がなされていました。いつも 誰かの視線を受けていたのではないでしょうか。  今は、そんな地域内の交流など見る影もありません。そして、ますます孤独になってしま っているのではないでしょうか。  とにかく今、子供達には地域社会の中に飛び出して行ってほしいと思います。お祭り、運 動会等、地域での行事に積極的に参加し、地域の“顔”になって下さい。  我々大人達も、自分の子、他人の子の区別なく温かく見守り、語り合う。そして、温かい 地域社会をつくるためにがんばっていきたいと思います。