おもいやり
                               蔵 井  天谷 浩明  私たちの生きている今日は、少し前の生活形態とは全然違うのであります。例えば、いつ でもどこでも話せる携帯電話、一人でも夢中になるゲームボーイ、どこからでも、いつでも 知りたい情報が見られるパソコン、などがあります。子供たちはもちろんのこと、大人たち がきちんとルールをわきまえ適正に使いこなしてらいたいと思う。  先日水代地域内で南小学校の4、5年生たちが日だまりの暑い日に、いすゞ自動車工場周 辺の空き缶拾いや、ごみ拾いをしているのが目に止まりました。たぶん車中から大人たちが 捨てたごみだと思います。どうしてこうなんでしょうか。環境美化に努めることは大切です が、大人たちが捨てたごみを、子供たちが拾い集めているのです。まだあります。タバコも そうです。何気なく吸い終えたタバコを足下にポイと捨てます。非常に見ずらいですね。こ れらはほんの一部ですが、みんなほとんどが大人たちの仕業なんです。昔からいわれていま す。「親の背中を見て子は育つ」と。もっと今の大人たちは子供たちに模範を見せてもらい たいものです。  教育は家庭が基本なんです。子供のしつけ、道徳がきちんと出来る事が大切なんです。そ のためには保護者が子供と少しでも一緒にいる時間をつくり、会話、レクリェーション等を とおして、同じ視線で理解しあうことではないでしょうか。子供がよく叱られていますが、 最初から何事も解っている子供はいません。少々難しそうでも、危険そうでも、その内容に もよりますが、まずやらせてみせること、そして成功したら一緒に喜び褒めてやる、失敗し たら一緒に悩み考えてやることが大切なんです。そのことの繰り返しによって、お互いに理 解が深まり、物事の大切さ、自然に生きる力が身に付いていくのではないでしょうか。  高度成長を成し遂げ、混迷している社会に今、私たち大人が忘れかけているものがありま す。それは“おもいやり”の心ではないかと思います。  子供たちよ、もっと自然体で自分のことを正しく主張し、正しく権利を訴え大人たちの社 会を見直させることも大切だ。