進路の選択について
                           いすゞ自動車  萩野 雅人  皆さんの中で今、進路の選択に悩んでいる方がいましたら、一つの例として参考にしてほ しいと思い、書かせていただきます。   私は、栃木市に生まれ、地元の小・中と進み、 家の近所にあった県立の進学校に進むものと、小さい頃から漠然と考えていました。  中学2年生までは何とかなっていた勉強も、中3の時には伸び悩み、ギリギリで第一志望 の高校に挑戦するか、安全策をとって一つランクの下の遠方の県立高校、または私立高校に するかの選択に悩んだことがあります。  担任の先生や両親と相談した結果、第一志望の高校をあきらめ、家から自転車で通える私 立高校に絞りました。もちろん、ダメでもいいから自分の通いたい学校に挑戦してみたい気 持ちもありました。 私立高校は、単願の受験のため、第一志望の高校を受験する機会すら 持つことは出来ず、はじめは力が抜けるほどがっかりした思いがあります。その結果、私立 高校に合格したものの正直な話、はじめの数ケ月は、無気力でなんとなく高校に通うような 毎日でした。  しかし、その高校で何人もの友人と出会い、いろいろな行事や、学校生活を送るうちに、 とても充実した日々に変わりました。校内では自分なりにまあまあの成績だったので、自分 に自信が持て大学も推薦で決まり、何とか今にいたっています。  人によっては、やらずに後悔するより、やってみて後悔した方がいいという場合も数多く あると思います。しかし、私の場合は、自分の進みたかった道を一つあきらめることによっ て、違う道で成功することができたと思っています。  あの時、第一志望の高校を受験し、仮りに合格していたとしても、もしかしたら成績がい つも悪く、自分に自信をもてない生活を送っていたかもしれないし、成績ばかりではないと 思いますが、大学の推薦も受けられなかったのではないかと思います。  私の話は一つの例にすぎないので、上のランクに挑戦してみて成功する例もあると思いま す。ただ、今言えることは、どちらを選んでよいか迷った時、こっちを選んだから成功した とか、こっちを選んだから失敗したという結果に流されるのではなく、成功か失敗かという 結果を作るのは自分自身であるというこを知ってほしいのです。  今回は学校の成績のことを中心に書きましたが、どんな道を選択したとしても、決して人 のせいにするのではなく、自分が選んだ道で良かったんだと思えるよう努力し、それを一つ 一つ積み重ねていくことが人生ではないかと思うのです。  私自身、社会人となっても迷うことはいろいろあります。でも、後悔する結果にしないた めに、日々努力していきたいと思います。  未来の可能性が限りなく広がっている皆さんが大きく翔いていけるよう、心からエールを 送りたいと思います。