生きる道を求めよう
榎 本 間中 嘉男
私の小学校時代は戦争中であったため、食べ物をはじめすべての物が不足して「物」
を大切にする生活をしてきました。また、遊ぶ道具にしても自分で作ったり家の手伝い
をしながら、楽しく暮らしてきたことを思い出しました。
今日の生活はどうでしょうか。それぞれ皆さん自身で比べてみてください。
過日、中央小5年生のO君から電話がありました。「今度、学校で『自分たちで考え
学ぶ勉強』をするので、僕たちのグループは6月7日と13日の二日間『よさこい』の
踊りをすることになりました。教えていただけますか。」このことをさっそく会員の仲
間にお話をしましたら、気持ちよく引き受け、学校に指導に行きました。
学校での児童たちの対応の姿(あいさつ・態度)には感心いたしました。日ごろの生
活の様子もわかりました。
私たち会員も最初の練習は、夜、岩舟にまで行って習い始めました。回数を重ねるご
とに気持ちの面も楽になり、指導できるようになりました。
このよさこい踊りは「身体全体の動きと、鳴子のリズムに合わせて楽しく踊り、日ご
ろのストレス解消にもなり、他市町との仲間もでき、終わったあとが爽快な気持ちにな
ります。」と、参加者は喜んでいます。
1日目(6月7日)
練習を始める前に、『よさこいソーラン祭りの歴史』についてのお話をしたり、踊り
方の説明をし、練習を始めました。
児童たちは、最初はとまどっていましたが、個人レッスンをしていくごとに、伸びの
速さが見えてきました。
2日目(6月13日)
引き続き練習に入りました。児童たちの練習の顔を見ると、生き生きとしているでは
ないでしょうか。楽しい踊りを早く覚えようという気持ちがあり、次第に仲間が増え、
時間の過ぎるのを忘れるくらい熱心に取り組み、二日間の練習で見事にできるようにな
りました。
現在の教育の現況を見ると、受験戦争・いじめ・登校拒否・学校崩壊などの諸問題が
重なり、自然体験などの不足が指摘されています。
そこで、教育改革が進められている今日、『生きる力』や『心の教育』などが考えら
れます。
『生きる力』すなわち、自分で課題を見つけ、自ら学び自ら考え、主体的に判断し、
よりよく問題を解決する能力……
この児童たちが自分でやろうと決めて始めたものが、成功したことはうれしかったこ
とでしょう。これを機会に新しく進む道が一つできたことに自信をもったことでしょう。
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