農業に従事して
        伯 仲 小島 靖夫  皆さんは、農業に対して、どんなイメージを持っていますか。一般的には、3K(きつ い、きたない、キケン)のイメージが強いと思います。 私は、高校を卒業して以来32年間、農業を行ってきました。施設(ビニールハウス) によるトマト栽培です。現在に至るまでには色々なことがありました。第一次オイルショ ックでは、ハウス内で使用する燃料の確保に大変苦労しましたし、トマトの値崩れの年は 赤字経営の状態にもなりました。 そんな中で、私を支えてきたのは"農業は命の源である"ということでした。人間が生き ていく上で絶対に必要な食料を生産しているのが自分だと、農業者がいなければ人は生き ていけないと強く考えていました。体調をこわし、痛い思いや、辛い思いをすることは、 きちんとした食事をして、規則正しい生活を送っていれば、少なくてすむと思います。 この命の源である食料生産のために、私は次のようなことを心がけてトマトの生産を行 っています。有機物循環のために堆肥の使用、農薬を減らす工夫、設備の改善による省エ ネルギー生産等です。このことが認められて、県より"エコファーマー"の認定を受けまし た。また、経営の工夫等も評価され、農業士としても認定されました。自分の歩んできた 道がまちがっていなかったという思いを強くしています。 これからは、人々の健康は農業が守っており、そして、その農業は私たちが支えている のだという自信を持って、安全で安心な食料生産に取り組んでいきたいと思っています。