おじいちゃん
うちのおじいちゃん、いつも縁側の日当たりのいい所にいつも座ってて、にこにこ嬉しそうにこっちを見ている。
昔、私が小さい頃、私の寝顔を見にちょっと寄って来て、それからずっとそこにいる。
毎日、毎日、そこにいる。
ある日、お母さんが秋田のおばあちゃんの家に帰ろうと、お仏壇の前で聞いた。
「おじいちゃん、おばあちゃんちに帰るけど・・・一緒に行く?」
その瞬間に、おじいちゃんはお母さんの肩に乗って、おばあちゃんちに行っちゃった。
その日から、縁側にはおじいちゃんは座っていない。
ちょっと、寂しくなった。