表紙 「仏教名言60の知恵」
 書 名 「生老病死」の悩みを癒す
仏教名言60の知恵
 〜悔いなく生き、美しく老いるヒント
 出版社 日本文芸社
 発行年 平成9年8月初版発行
 大きさ 四六判、274ページ
 価 格 1,300円(税別)
 目 次 はしがき−共生できる教えを伝えたい
第1章 生の悩みを克服する名言
第2章 老いの悩みを克服する名言
第3章 病の悩みを克服する名言
第4章 死の悩みを克服する名言
第5章 疲れた心を癒す名言
あとがき−静かに微笑める一生を送りたい
【主 な 内 容】
戦後五十年経った今日、未曾有の経済不況のみならず、オウム真理教のサリンによる無差別殺傷や神戸の未青年猟奇殺人のような予期しない事件に見舞われて以来、いったいこれからの世の中はどうなっていくのだろうと、恐怖と不安におののかされている。(中略)
 そんな今日の時代、いったい私自身、今後、どういう生き方をしたらよいのか、と自問自答した結果、気づいたのが釈尊の出城の故事である。もちろん、その在世当時と今日では時代環境が異なり、釈尊のその後の生きざまのすべてを学ぴとれるわけではないが、少なくともその言動を今日の状況に照らし合わせて、私たちのこれからの人生に参考にすべき点が多々あるのではないかと考える。そして、もし釈尊が今日の時代に生まれたとしたなら、どういう生き方をするだろうか、との思いをこめここに筆をとった次第である。便宜上、内容を生の悩み、老いの悩み、病の悩み、死の悩み、人生に疲れたとき、の五章に分けたのは仏教からの言葉で一般に流布されている「四苦八苦」に準拠したことによる。
 私たちにまとわりつくこれら人生上の苦しみについて釈尊の衣鉢を継いだ名僧知識の言葉を引用しつつ、浅学非才をかえりみず私なりの克服法を披瀝してみた。
 私自身、不徳の至すところで、十分その意を汲み取れず、曲解や誤解している部分もあろうかと思うので、読者諸賢の忌憚のないご叱正をお願いしたい。知識と体験不足から、はたしてこの書がどれほど読者諸賢の意に沿うものになったかどうか心もとないが、今後の人生に何かご参考になれば幸いである。(※本書「はしがき」より)



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