最新『世界の葬祭事典』

書　名	最新『世界の葬祭事典』
出版社	雄山閣
発行年	平成１２年１２月初版発行
大きさ	菊判、303ページ
価　格	３,８００円（税別）
目　次	序　論 第１章　アジア地域 第２章　南太平洋地域 第３章　アフリカ地域 第４章　中近東地域 第５章　ヨーロッパ地域 第６章　独立国家共同体（旧ソ連邦地域） 第７章　北・中央アメリカ地域 第８章　南アメリカ地域 　付　世界の葬送慣習を展望する

【主 な 内 容】
　現在、世界各地で行われている葬送慣習は、一見不規則で気まぐれのようにみえるものもあるが、いずれの形式をとるにせよ、それを採用する背景には、特定の地域に住む当事者同士の暗黙の了解のもとに、関係者がそこでの気候、風土、国情、人種、信仰、社会、政治、経済状況を勘案して、お互いが納得の行く形で行われる文化的行為なのである。
　こうした葬送慣習の違いを比較研究して行くと、それぞれのお国柄や民族色、そして宗教的、社会的伝統、あるいは個人の人生観や世界観などが窺い知れて興味深い。
　わたくしは過去に海外での航空機墜落事故の際に、事後処理と慰霊にあたった経験から、今日行われている世界各地の葬送慣習に関する情報が不足していることを痛感し、その調査、研究を今日まで三十年来進めてきた。
　本書は、ＩＴ革命による加速度的な国際化、グローバル化の時代にあって、ほとんど知られていなかった世界各国の人々の人生の最後にある死と、その葬送慣習を、過去三十年来の年月と百八十余国の実地調査、アンケート調査を踏まえて、最新の情報に基づき整理したものである。
　読者の皆さんには今日、世界各国で営まれているいろいろな葬送慣習の中から、人間らしい生き方や死に方の行方を見極めていただく一助となればと念願している。
（※本書「はしがき」などから抜粋）


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