| 見世蔵を活用した交流館(写真中央) | 交流館の内部〜展示方法にも工夫が |
今回は、寺から徒歩圏、市街中心部に昨年6月オープンした江戸時代を代表する浮世絵師・喜多川歌麿について学べるとちぎ歌麿交流館≠ご紹介いたします。
とちぎ歌麿交流館≠ヘ、歌麿に関する歴史や文化を発信、研究を行う施設で、館内には美人画や歌麿作品の復刻版などが飾られ、栃木と歌麿に関連する資料や現在放映中のNHK大河ドラマ『べらぼう』の主人公、歌麿を見い出した蔦屋重三郎との関係資料も展示、さらには栃木町(現栃木市)の街並みの変遷がたどれる写真や資料なども展示されています。
栃木市は、平成19年、歌麿の肉筆画『女達磨』が見つかる等、複数の肉筆画が発見されている事や、歌麿の浮世絵に栃木の狂歌師による狂歌が数多く載っている事、さらには歌麿の大型肉筆画三部作『雪月花』をかつて市内の豪商が所蔵していた事などから栃木市は『歌麿ゆかりの地』とも言われ、江戸時代、栃木の商人達が経済的にも文化的にも江戸と深いつながりを持っていたことがうかがえ、また一説には歌麿が一時期、栃木に滞在していたとも言われています。これらを展示資料を基にボランティアスタッフの解説もあり、栃木の歴史・文化への理解をさらに深められ、謎が多い歌麿の歴史ロマンにも触れる事も出来ます。
また建物は明治時代に建てられた旧金澤呉服店の見世蔵(みせぐら)を活用しており、内部の趣ある造り、隣接する3棟の見世蔵は「蔵の街とちぎ」らしい情景となっています。
・住所…栃木市倭町10―2、電話0282‐21‐2573、定休日…火・水・木、年始年末