発刊にあたって
1999年の特定非営利活動促進法の施行以来、ボランティア・NPOをはじめとする社会貢献活動は、大きな広がりをみせています。目本国内では二万を超えるNPO法人が認証されています。また、白治体のボランティア・NPO関連の施策は、非営利活動を支援する条例や指針から、協働に関する条例、指針、事例集、手引きが発行されるようになり、普及や支援の段階から協働へと移行しつっあります。
栃木県でもこれまで、関係者の方々からご意見をお伺いし、栃木県杜会貢献活動の促進に関する条例に基づき、ボランティア・NPOの拠点施設整備、研修事業の充実などの活動しやすい環境の整備につとめてきました。
特に、栃木県NPO等活動促進懇談会による『参加と協働のとちぎづくりに向けて』 (2002)では、「段階的な取組みや試行錯誤による事例の積み重ねが協働の推進にっながる」として「協働へ向けた第一歩を踏み出す」ことを強調しています。
本書はこの提言の趣旨をふまえて白治体の協働スタートを支援するために、公共施設におけるボランティア・NPOとの協働の方策と事例をガイドブックというかたちでまとめたものです。
公共施設での協働は、広く県民や行政職員が協働の経験と学習を積み重ねることによって、県民と行政が協働に取り組むための基盤整備にっながります。
公共施設で協働を進めることは、広く県民と行政が協働に取り組むための「協働の学習と経験の場」となる意義があり、いわば「協働の学校」として機能します。協働は、これまで主として行政や施設からの提案によって進めてきましたが、これからは、住民(ボランティア・NPO)からの提案によって自律的に進めていくことが大切です。
さらに協働は、NPOをはじめとする組織だけでなく、個人からもアクセスできる可能性を視野に入れておくことが大切です。
住民が主体的に提案したり、」人ひとりが生きる協働を目指していくことがとちぎ型協働を創造します。
本書は、主として公共施設の職員が協働をスタートするときの参考に資するために編集されています。先行事例やガイドを参考にしながらも施設や地域独白の協働スタイルを創造していくことを期待しています。
センターで閲覧できます。
本書は、「まちづくり」を考える市民や学生の方に向けた入門書です。
「まちづくり」は、身近なだけに捉えにくい問題です。実際、「まちづくり」には分野ごとに意味合いが異なり、時代によっても変わります。
例えば、「街づくり」は、商店街の振興や街路の整備などで用いることが多く、 「町づくり」となると、「村おこし」と同じく町村自治の振興を指します。ここでは、「まちづくり」は広く「地域の活性化」という意味で用いることにします。
いかにして地域を活性化させるか。その答えは一つではありませんが、本書では、この問題をrコミュニティ・プラツトフォーム」という新たな切り口で読み解いていきます。
本書の構成は、次のとおりです。
序章の「まちづくりの視点」では、本書のキーワードとなる「プラットフォーム」という概念を説明しておきます。第1章の「まちづくりの事例」では、いくっかの地域の事例を比較分析し、活動内容は多様ながら、活動体制に共通性を見出します。
第2章の「まちづくりの構造」では、資源の把握から効果の発現までの過程を整理し、活動自体よりも、前提となる活動基盤の重要性を示します。
第3章の「まちづくりの実践」では、筆者自身の実践を紹介し、基盤構築から事業展開にいたる活動の経緯をふり返ります。
第4章の「まちづくりの手法」では、活動基盤の構築や活動の実践に不可欠な手法として、問題解決と協働促進の要領にふれます。
終章の「まちづくりの課題」では、学習の場と協働の担い手の必要性、学校の活用や学生の活躍に対する期待を述べます。本書をきっかけに、多くの市民の方々、特に学生の皆さんが、まちづくりに関心をもち、まちづくりの担い手になっていただければ幸いです。
平成17年3月 児玉博昭
センターで閲覧できます。

NPOのためのリスクマネジメントリスクと上手につきあうには・・・・
社団法人 日本損害保険協会ホームページより
PDFファイルでご覧になれます。
「NPOのためのリスクマネジメント〜リスクと上手につきあうには・・・」 (PDF、2887kB)
活動を豊かに楽しくするためにボランティア・NPOを一緒に考えてみよう内容
- ○あなたの団体のリスク対応度チェック
- 自分たちの団体がリスクに対してどれだけ認識して対応しているか、レーダーチャートによる簡易な自己チェックができるようになっています。
- ○リスクの捉え方と対策
- NPOを取り巻くリスクにはどのようなものがあるのかリスクマネジメントの手法とあわせて説明しています。
- ○リスクマネジメントの手順
- リスクの発見・把握から確認・フォローまで、リスクマネジメントの具体的な手順を各ステップごとに説明しています。
- ○組織の運営面に関するリスク(運営リスク)
- NPOの組織そのものに関連する運営リスクについて、「現金等の管理」「情報管理」など5つのケースを取り上げて、それぞれのリスクや対処法にはどのようなものがあるのか、あるNPOで実際に行われている対処事例と合わせて説明しています。
- ○個々の活動・事業面に関するリスク(事業リスク)
- NPOが提供するサービスや活動に関連する事業リスクについて、「ホームヘルプ事業」「国際協力」など5つの事業分野を取り上げ、それぞれのリスクや対処法にはどのようなものがあるのか、あるNPOで実際に行われている対処事例と合わせて説明しています
- ○参考資料
- 実際に自分の団体や活動にどのようなリスクがあるかを把握するため、「リスク洗い出しシート」「リスクマネジメント・プランシート」「リスクマネジメント・チェックリスト」を参考資料として掲載しています。
- ◎A4判、24ページ
- 古紙100%・白色度80%の再生紙、大豆油インク使用

こんなんでぇ いいんけぇ?事例で考える ボランティア・NPO
発行:栃木県生活環境部文化振興課
編集・執筆:とちぎNPO研究会(廣瀬隆人)
センターで閲覧できます。
発行にあたって
県内でもボランティア活動に参加する人やNPOをつくって社会貢献活動に参加する人たちが増えてきました。
社会をより良くしていこうとするこうした活動がもっと広がりを持って、誰にでもアプローチできるように、支えていくことが大切です。
栃木県でもこれまで、栃木県社会貢献活動の促進に関する条例に墓づき、拠点機能の整備、人材の育成、情報の提供など活動しやすい環境の整備につとめてきました。
また、広く県民と協働による県政を推進していくために、昨年度はとちぎの協働事例集を発行し、協働の事例や方策を提案してきたところです。今回は、ボランティア・NPOの広がりに伴って一度、原点に帰るための材料を提供することにしました。
ボランティア・NPOだけでなく、行政職員や広く県民にも正しくボランティア・NPOを理解していただくことによって、より豊かな社会貢献活動を進めていくための一助にしてほしいと願っています。
栃木県生活環境部/とちぎNPO研究会2005.3本書のねらい
市民の社会貢献活動がさかんになるにつれて、ボランティア・NPOに対して、それぞれに自由な思いを描いて活動するようになってきました。
多様な思いと多彩な活動で豊かに市民社会を形成していくことは大切なことです。
しかし、十分な理解のないままに受容してしまった言葉であるボラン」ティア・NPOは、様々な立場で示された定義や理念はあるものの、参加者数が増えるほどにそれぞれが多様に解釈されており、表層的な理解や誤解やかん違い、先入観が数多く存在しています。
この冊子は、ボランティアやNPOに対する少ない情報による判断や思い込み、かん違いなどを事例でふりかえり、ボランティア・NPOや行政だけでなく、みんなで考えてみようという趣旨で作成しました。
本書のねらいは、ボランティアやNPOのあるべき姿や定義を示すことではあリません。自らのふりかえりを通じて、自分の頭と自分の言葉でわかっていくことにあります。
自分のボランティア感覚に気づき、考えるための教材としてご利用いただけますと幸いです。