格調高く、風土記のみち
UpDate 2000/2/25
本コースの特徴
・アップダウンがない。ただ歩くだけ。(ハイキングと言えるかどうか?)
・古代史の勉強になる。
・夏は暑い。
・全行程3時間半。サイクリング併用も可能。


 栃木県は大昔、下野の國と呼ばれており歴史は相当古いのです。
 栃木市から国分寺にかけて、古墳時代〜奈良時代にかけての遺構が点在しています。
 未発掘の場所も多いので、将来とんでもない資料が出てくるかも。
<出発点>
 東武宇都宮線の野州大塚駅です。無人駅となっています。駅横の道路を南へ行きます。
 <正面の大神神社>
 駅から南に下り、標識に沿ってのどかな田園地帯を進むと、東の方に大神神社が見えてきます。
 小鳥のさえずりが心地よい。

<神社正面>
 大神(おおみわ)神社と呼びます。奈良の大三輪神社と関係が深いそうです。
 また、下野12社の総鎮守でもあり、下野総社とも呼ばれています。
 確かに、この辺りは総社という地名です。

<舞台>
 正面右手に、こじんまりとした舞台があります。毎年節分には、ここで豆まきが行われます。
 あと、確かお神楽もやっていたような。

<室の八島>
 境内には、「室の八島(むろのやしま)」と呼ばれる祠があります。
 池に8つの島があり、それぞれに神様が祀られています。
 万葉集にも出てくる名所です。(面影ないけど)芭蕉の句碑もあり。「糸幽に結びつきたるけぶりかな」

<室の八島の内部>
 室の八島はこんな感じです。最近、整備したようです。

<参道南の大鳥居>
 境内の南側はうっそうとした杉並木で、その先には大鳥居があります。

<丸山古墳>
 神社から南のバイパスを越え、田んぼの中を進むと県道に出ます。西に進むとすぐ左にこんもりとした古墳が見えてきます。

<下野國庁跡の資料館>
 古墳脇の農道を南に下ると酒工場があり、これをグルッと巻いて更に南に行くと、視界がぽっかり開け、正面に下野國庁跡に着きます。
 市営の資料館があり、ただで入館できます。パンフもあります。トイレもOK。

<前殿>
 國庁跡に最近復元した前殿や脇殿があります。かなりの大きさです。
 なお、正殿は、この裏にある神社にあったようですが、発掘は未だだそうです。
ずごい物が埋まってるのでは?

<遠景>
 周りにはほとんど民家もなく、遠くには太平山等の山並みが見え、その時代を彷彿とさせます。

<思川>
 國庁跡から北に向かい、二宮街道を東に進むと思川を渡ります。歩道橋があるので安全に渡れます。

<国分寺跡>
 思川を渡り、標識に沿って行くと下野国分寺跡に着きます。
 あたり一帯は林で、史跡指定の銘石もあります。

<南大門跡>
 南側は平坦で、目印に杭が立ってます。

<公園もあります>
 南側一帯は公園になっています。植物園なんかもある。

<何の家?>
 昔の農家の造りを復元した建物もあります。土間にかまどがあったり、屋敷内に馬小屋があったり、何とも懐かしい。(すーさんの年がバレバレ)

<国分尼寺跡>
 国分寺跡のすぐ東側に資料館があります。栃木と違い有料です。そのまた東隣に国分尼寺跡があります。基礎を整備してあるだけなので、イマイチ実感が湧かなかった。
 すぐ脇に「薄墨桜」の木があり、花見の時期はごった返します。

<紫式部の墓>
 公園を南に進むと紫式部の墓というのがあります。
 鎌倉時代に作られたらしく、地元の豪族が建てたようです。本物の墓ではなさそうで、「伝紫式部の墓」が正式名称。ご丁寧に、この地域は「紫」だそうです。

<帰りはワンカップでも>
 紫式部の墓から東に向かうと姿川に出ます。土手はサイクリング道路になってます。
 JR小金井駅へは、紫橋を渡った方が近いですが、現在掛け替え工事中なので、北側1Kmの御使者橋を渡らざるを得ません。国道4号を渡り小金井駅です。
 東京の武蔵小金井と紛らわしいな。でもこちらが本家(かな?)
 なお、ホームには売店ないので改札前に買おう。

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