○クソゲーの作り方○

 

こんな変なホームページを作っているあちきですが、

以前は、ゲーム業界にいた経験があります。

もちろん、ゲームを作った?こともあります。

 

ゲーム会社を、B社としておきましょう。

 

あちきは、いろんな理由で(簡単にいえばコネ)中途入社しました。

B社は、ゲーム業界では結構、メジャーな方で、人気シリーズ(秘密)で持っているような会社です。

そのくせ、名も知れないクソゲー(社員だったあちきすら知らない)を作っている会社です。

 

もちろん、あちきの関与したゲームは、無論その中の数本です。

 

そこで、なぜそんなクソゲーが生まれたか?作られたか?

 

ここで、クソゲーの作り方(状況)を教えましょう!!

 

その一本を紹介しましょう。

 

まず、事の起こりは、週初めの会議から始まりました。

B社では、毎週月曜日に開発の状況の報告会議がありました。

その席で、

 

○課長    「おい、小○川!!」

 

小○川    「はい、何ですか?」

 

○課長    「○麻雀(ゲーム名)、を○先輩に代わってやれ。」

 

小○川    「え、(戸惑う)?何でです?」

 

○課長    「○は、今ほかで忙しいから、それにおまえ、今仕事(担当のゲーム)ないだろ?」

 

小○川     「そ、そ、そうですけど・・・。わかりました。」

 

こんな会話で、いきなりゲームプロデューサー(企画進行をする)になりました。

 

・・・・

 

・・・

 

上司に指名されただけで、ゲームプロデューサー(以降、担当者と表記)になってしまっていいのか?

 

普通は、この時点でクソゲーになると気づくべきです。

忙しいと言う理由で、担当者が変わるゲームなんて売れるわけ無いと・・・

 

上司命令なので、素直に従わなければならないのがサラリーマンの性!

さっそく、○先輩とゲームの引継ぎをします。

 

そして、

 

さらに驚くべきことばかり。

このゲームは、とてつもなく問題児でした。

 

まさしく、クソゲーになりそうな要素ばかり!!

 

理由@

 

人気漫画のTVアニメ化に向けてのゲーム化!!

 

よくあるパターンです。

あちきの知る限り、この手のゲームは、クソゲーでした。

 

理由A

 

人気キャラクターの個性を活かした麻雀ゲーム

(要するにいかさま麻雀)!!

 

まー、Pシリーズやスーチー○○のような内容。

いきなり、敵がテンホウとかしてきます。

いわゆる脱がない脱衣麻雀。

おまけに、麻雀になった理由がすごい。

 

1.原作者が麻雀好きだから・・・・

2.麻雀ゲームを作った開発会社があるから・・・(簡単に言えば、キャラ変えして終わりにする)

3.作るの早そうだから

 

最低です。

 

クソゲー街道まっしぐら!!

 

理由B

 

著作権でもめたから!!

 

ちょっと、ややこしい話なんですが、

 

漫画をTVアニメ化する時、スポンサーが必要になってくるんですよ。

簡単にいえばお金を出す人。

スポンサーになると、TVアニメの商品(キャラクターグッズ)を出すための著作権の許可が、

優先的になるんですよ。

逆にいえば、スポンサーにならないと、著作権が下りにくいんですよ。

また、漫画とTVアニメで著作権が変わってくるし、ジャンル(ゲームやおもちゃ)でも違います。

おまけに、著作権の管理を代行する会社なんてのもあって、いろいろと大変です。

 

 

たまたま、B社は、このTVアニメのスポンサーで、

プレステーション(以降PSと表記)ゲーム化権を持っていました。

ゲーム化権とは、著作権の中で「キャラや内容でゲームを作ってもいいよ」という権利。

無論、機種別ですけど・・

逆にいえば、ゲーム化権をもってないと、「キャラを使ってゲームを作れない」ということです。

 

なぜ、著作権でもめたかというと

 

このゲームの企画は、漫画を発行している会社(メディア○ークス)作り、開発もはじまって、

いざ、告知しようとした時に著作権(ゲーム化権)がないのに気が付いた。

どうしましょ?

 

ということでした。

 

 

 

どーしましょ?

ってどーすんの?

 

 

ここで3ヶ月もめました。

アニメは、始まってしまいた。

・・・・

・・・

 

結局、B社が、ゲームの企画、開発会社、メディア○ークスごと5000マンで買取。

 

発売予定、アニメ終了半年後。

 

 

・・・・

 

・・・

 

誰も買わーねって!!!

 

理由C

 

これが、最大の理由です。

Bにも関わってきますが、

これを知ってあちきは、すべてに納得しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

スポンサーになったから!!

 

 

もーいいです。

これが、世の中です。

いいとか、悪いとかじゃ無く。

 

お金が問題らしいです。

 

ゲーム業界でも・・・・・

 

おまけに、上司から

 

発売日は、伸ばすなよ。その月、売るもの無いから・・・

 

 

世の中は、金です。

 

だから、お金のために

クソゲーとわかっていても、

作られ、売られているわけです。

 

面白くないと売れないジャン・・・だって?

 

別に、面白くなくてもいいんですよ。

問屋をだまして、売れれば!!

 

 

でも、やっぱ

 

このゲーム売れなかったけど。

 

 

次回、

 

「我流裏ビ○オの買い方」

 

です。

 

 

 

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