わいわいプレイパーク
プレイパークはじまり物語
プレイパークは、別名冒険遊び場といいます
 ども達は、みんなガラクタが大好き
 レイパークは、小ぎれいな遊び場よりも、ガラクタの転がっている空き地や資材置場で、子どもが大喜びで遊ぶという観察にもとづいて作られたのだよ
 943年「デンマークのコペンハーゲン」世界ではじめてのプレイパーク『エンドラップ廃材遊び場』ができて以来、プレイパークは、ヨーロッパ中に広がったんだよ
 レイリーダーは、職域きとして確立しているんだよ
 本では、1979年に羽根木プレイパークが世田谷にできて以来、ここを訪れた人々の手によって、日本中に広がりを見せています。
 001年3月には、国土交通省と文部科学省が『子どものための公園づくりガイドライン』という本を出版、その本には、子どもの自由で豊かな遊びや、多様な体験の場となる都市公園づくりをいかに進めていくかについて、先駆的な取り組みの事例を紹介しながら解説しています。

財務省印刷局発行
定価2500円(税別)
お問い合わせ
茨城県官報販売所
(029-231-0102)
〜〜〜〜〜〜〜本文より抜粋〜〜〜〜〜〜〜
 子ども時代には、「自由で豊かな遊びや多様な体験」が必要です。しかし,今の子どもの生活空間は多様性に乏しく,また時間の自由度も少ないなど、子供を取り巻く環境は極めて憂慮すべきものとなっています。時代とともに、子どもの遊び場として都市公園に期待される役割はますます大きくなっていますが、現在の都市公園は、必ずしも子どもの自由な遊びを許容する空間になっているとは言い難いのが現状です。

木登りなどの危険性のある遊びや、火の使用を認めたりすることは、人命にかかわる事故や火災が発生する危険を伴うため、公園の管理責任者がそれらを容易に容認できないことは仕方がないことかもしれません。しかし、これらの危険を伴う活動を一律に禁止するのではなく、「こんな条件が整えばこれまでやれるんだ」、「このような人材を発掘できれば火を使っても安全に管理できるんだ」という前向きな気持ちを管理者の責任を負う立場の方々に持っていただくことが、本書の一番のねらいです。さらに、現状を変えていくためには、「プレーリーダーのような人材がいないからできない」とあきらめるのではなく、適した人材を発掘するような取り組みが期待されているのです。

 「公園の管理を担う立場の人」とは行政職員だけではありません。地域に暮らす人が、子どものためのまちづくりを自分たちの問題、として受け止めることが重要です。その意味で、本書で紹介する先駆的な事例に勇気づけられ、市民の方々が行政に働きかけ、そして行政と協働して子どもの遊び場づくりに取り組み始めるような展開も期待したいと思います。
全国に広がりを見せるプレイパークは、こんなことを考えています
わいわいプレイパークもこのようなものを目指します
「自分の責任で自由に遊ぶ」
 プレイパークでは、子どもたちのもつ『なにかやってみたい』という欲望や興味をひとつでも多く実現できるように、従来の公園や施設に見られるような『禁止事項』をいっさいつくることなく、都内では恵まれた自然をフルに活用して、いろいろな遊びをつくり出しています。
 樹木とロープ板によるアスレチック風遊具、水・土・泥から生まれる遊び、火を中心としたかまど遊びや食事作り、工具類も揃っているので、竹工作や木工具も日常のものです。そういう遊び場だから、危険はすべてのところにひそんでいるといえます。
 従来の公園や施設が禁止事項をたくさん設けているものは、事故やケガがあった時の責任追及の風潮があまりにも強いので、なにか起こり、そのような危険性をはじめから回避するための、という要素が非常に強いのです。
   けれど、プレイパークの考え方は、「危険があるから自ら注意もするし、冒険心、挑戦心もわく。少しずつ試してみるから自分ができることとできないことがわかる。一人ではできないから仲間と協力することを覚える。そして小さなケガをくり返す中で、初めて大きな事故から本能的に自分の身を守るすべてを身につけることができる。」というところにあります。ですからむしろ、ある程度の危険は必要だという立場をとっているのです。
 そうした自由な遊びを保障するための工夫は、様々な形でとらえています。そのひとつは、遊び場の運営を地域住民が担っていること、そして開園時にプレーリーダーが常に配置されていること、さらに自由な遊び場づくりに欠かせない『自分の責任で自由に遊ぶ』というモットーを書いた看板を掲示すること、などがあります。ここには、責任をすぐ管理者にむすびつけることなく、私たちひとりひとりの問題として考え直していくことこそ、子どもの遊びをいきいきとさせる最大の条件なのだというメッセージがこめられています。
プレイパークの特徴

 プレイパークの運営は、地域住民が担っています。その世話人会って?
 プレイパークのあり方やいろいろな問題を話し合ったり、イベントの企画をしたり、広報紙を作ったりしています。
 行政にまかせるのでなく、誰かがやってくれるのでなく、自分達の手で作っていく場、そのプレイパーク活動を直接に運営している会です。
『自分の責任で自由に遊ぶ』というモットーを書いた看板を掲示すること。
わいわいプレイパークの看板です。

「自分の責任で自由に遊ぶ」

プレイパークは、自由な遊びを目指して、地域のさまざまな年代の、子供と大人が一緒になって。作る遊び場です。みんなで遊びに来てください。
 遊びのメニューはいろいろ。
火起こし、クッキング、水遊び、穴掘り、竹細工、木工工作、伝承遊びなど。
あなたのアイディアしだいです。
 でも、安全点検には、みなさんの協力が必要です。気がついたことは、プレイリーダーに、知らせてください。
 子供が、公園で自由に遊ぶためには、「事故は自分の責任」という考えが基本です。そうしないと、禁止条項ばかりが多くなり、楽しい遊びができません。このプレイパークのモットーは、「自分の責任で、自由に遊ぶ」です。
みんなの協力で、楽しい遊び場を作りましょう。
わいわいプレイパーク
開園時にはプレイリーダーがいます。
<プレイリーダーは何をしているの>
子どもの遊びを見守る
 プレイリーダーは、遊びの指導者でも、先生でもありません。子どもとの関係の中で、もっと子どもに近い立場で、子どもたちの気持ちに寄りそいながら、見守る存在です。言いたいことが言い合える、そんな関係は何よりも大切なことではないでしょうか。
 そして、子どものやりたいことを禁止する様々なことと向かい合い、子どもでは言えないことや、子どもの立場を代弁する役割があります。
人と人をつなぐ
 晴れの日はもちろん、雨の日も風の日もいます。遊びに行けば人がいる、人がいるところには集るのです。
 プレイパークは誰でも集れる場所、いろいろな子どもたちが遊びに来て、遊びを通じて仲良くなる。そんなことが日々あたり前のようにくり返されています。
環境作り
 遊びは、意外性が不可欠。
 プレイパークには、遊び心を刺激する要素が沢山あります。
 道具は多様性のあるものを作ったり、また、自由に作ったり、こわしたりできるような道具や素材の準備をしたり、プレイパークという場をおもしろくするためには、子どもたちの想像力を生かすことです。
 トラブル対応 
冒険に危険はつきものです。ケガの手当てや応急処置をしています。
常にアクシデントや、トラブルに対応ができる大人としてプレイリーダーがいます。