平成17年8月3日(第7日目)

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 8時ホテルを出発。王羲之の故宅へ向かう

 王羲之の故宅着。

 バスを降りて道幅5、6メートルほどの通りをしばらく歩いていくと、王羲之の住んでいたであろう故宅に着く。


 建物の入り口に「紹興市重要文化財 王羲之故宅」の意味と思われる看板が貼り付けてあった。


 建物の中に入ると、王羲之史跡陳列室があり中には、蘭亭序の臨書が数多く陳列されてあり、何れの臨書も素晴らしい物ばかりだった。





 王羲之の故宅を背にして、やはり道幅5、6メートルのまっすくな通りがある。
その先には、近代化の象徴とも言えるビルが建っていた。
 ただ、王羲之の故宅付近はまだ、近代化が進んでおらず、石畳の道と古い白壁の人家が建っていた。今でも此処で生活をしているようだ。
 リヤカーで野菜を売りに来ている老婆がいた。リヤカーの中には見るからに新鮮そうな野菜や果物がたくさんあった。又、これから食事の支度でもするのだろうか、道端で練炭に火を付けている女性もいた。

 そんな光景を見ながら石畳を歩いていくと、王羲之が扇に文字を書いた場所とされる、題扇橋があり、「晋年右軍題扇橋」としるされた碑が建ってあった。1700年前に思いをはせながら、題扇橋を後に戻ることに。
 今きた道を戻って歩いていると、王羲之とすれ違ったような。
 そんな気持ちにさせてくれる通りだった。

 王羲之故宅見学後、魯迅の故宅を見学し、蘭亭へ。








 11時蘭亭に到着。
 バスを降り、竹林の中を歩いていくと、「蘭亭」と書かれた石碑があった。かなり新しいものだ。

 その石碑を左に見てさらに歩いていくと、蘭亭入り口となる門がある。
その門をくぐり進んでいくと、王羲之親子が書いたとされる「鵞池」の碑がある。
 池の端で、鵞鳥が7羽のんびりしていた。
その池の縁に沿って奥へ進んで行くと、一部破損した「蘭亭」の碑ある、そして曲水流觴へと続く。水の流れ着く池には、蓮の葉に杯を乗せて流したとされる蓮が、きれいに咲いていた。
 

 王右軍祠の建物の中に売店があったので、蘭亭叙の拓本と蘭亭叙の書かれた扇子を買って来きた。



 ホテルに戻る途中、西冷印社に寄った。
 明日の出発までに雅印を彫ってくれるとのことなので早速注文した。



 夕食を済ませ、20時ホテル(ハイアット リージェンシー 杭州)着

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