半切 1/2

ゆきにあいふようざんのしゅじんにやどす
 逢雪宿芙蓉山主人


ひ  くれ  そう  ざん  とおく
日 暮 蒼 山 遠
てん さむく はく  おく  まずし
天 寒 白 屋 貧
さい もん いぬのほゆるをきく
柴 門 聞 犬 吠 
ふう せつ  よるに ひとかえる
風 雪 夜 帰 人




       平成二十年八月書