半 切
        
  豊楽亭遊春 


こうじゅせいざんひななめならんとほっす
紅樹青山日欲斜
ちょうこうのそうしょくみどりはてなし
長郊草色緑無涯
ゆうじんはかんせずはるまさにおいんとす
遊人不管春将老 
ていぜんにらいおうしてらっかをふむ
来往亭前踏落花



     平成二十一年七月書