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                        円玉から考えよう」                                                                                          栃木県小山市羽川西小学校 新村勲
5年の社会科、産業学習の導入に「5円玉」のデザインや材質を活用して授業する。徳島県の浜井俊洋先生の「平成5円玉をつくろう」の授業の修正追試。
                       
Flashサイトを活用して授業する。
指示  5年生の社会は「産業」(板書)について勉強します。「産業」って何でしょう。辞書で調べなさい。
説明 「産」は「産む。産み出す」という意味です。「業」は「仕事」という意味です。 だから,「産業」とは「何かを産み出す仕事」。つまり,「生活するための仕事」(広辞苑)という意味になります。社会科でも意味のわからない言葉は辞書で調べましょうね。
 「産業」=「仕事」(板書)
発問 五円玉にはどんな絵が描かれているでしょう。(可能ならば全員に5円玉を配る)
 ・稲穂 ・歯車 ・海  
発問 これらの絵はどんな「産業」(仕事)を表していると思いますか?
指示 稲穂→〜、歯車→〜、海→〜とノートに書きなさい。
・稲穂・・・・農家の仕事→「農業」といいます。
・歯車・・・・ものを作る仕事。機械をつくる仕事→「工業」といいます。
・海・・・・・漁業。魚を獲る仕事。→「水産業」といいます。
説明 5年生の社会ではこれらの産業,「農業」「工業」「水産業」がどのように行われているか。そこではたらいている人たちがどんな願いを持って仕事をしているかについて勉強します。
発問 ところで,五円玉は他のお金と違って「黄色っぽい色」ですね。これは,はじめあるものをつぶして作られたからです。そのあるものとは何でしょうか。

説明  実は大砲の薬きょう(火薬をつめる筒)をつぶして作られたのです。今から60年ほど前に戦争に負けて,国中が焼け野が原になってしまった日本は,「平和に暮らせますように」という願いをこめた材質を使い,「産業が盛んになって豊かになりますように」という願いをこめたデザインを書いて,「五円玉」を作ったのです。
発問 ところで,みなさんの知っている仕事には,この他にもいろんな仕事がありますね。どんな仕事がありますか。
説明 そうですね。このような仕事がありますね。これらは第3次産業といいます。最近では,この第3次産業ではたらく人たちが増えましたね。5年生の社会では,このような人たちの仕事についても勉強します。
指示 教科書のもくじで確認しましょう。
説明 5年生の社会は「産業」を中心について勉強します。いろいろな仕事ではたらいている人たちが,どんな願いを持ってはたらいているのか。世の中やくらしをよくするためにどんな工夫や苦労をしているのか。ということについてみなさんと一緒に勉強していきます。


【授業で使える五円玉に関するアドリブ集】
・なぜ五円玉には穴が開いているか?
     →目の不自由な人にも他の硬貨との区別をしやすくするため。1円と10円の間の5円。10円と100円の間の50円に 穴が開いている。昔は穴なしの5円や50円もあった。
・硬貨はどっちが表か?
     →年号のある側が裏。
・スーパーなどで支払いをするときに,同じ硬貨は何枚まで使えるか?
     →20枚までと法律で決められている。
・五円玉が作られなかった年があります。何年頃だと思いますか?
     →昭和29・30・31年の3年間は製造されていません。
       (なぜ,と問われたら,「調べてごらんなさい。疑問に思ったことを調べるのは大切なお勉強です。」と答えましょう。)
・五円玉の字体は何種類あるでしょうか?
     →2種類です。昭和33年までは,「明朝体」,それ以後は「ゴシック体」です。
 
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