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5年生を受け持ったときに、都道府県を無理なく覚えさせるためにいろいろ工夫しました。
TOSSランドのゲームサイトも有効ですが、毎日の授業で活用するのは難しいので、普段の授業で活用できるプリントやフラッシュカードなどを自作しました。
『すべての子が覚える!“都道府県”学習マニュアルBOOK』(明治図書)を活用すれば、苦手な子にも無理なく都道府県を定着させることができる。 |
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都道府県スキル(なぞる→うつす→たしかめる→テスト)を活用する
ユースウェア通り行なう。
【1日目】<なぞる→うつす> 社会の授業の開始5分程度で実施。
(1)1ページ目を開かせる。 「1ページを開きます。」
(2)1日にやるのは半分(4〜5題程度)とする。
全部やると苦手な子は覚えられない。
「@北海道からC秋田県までやります。」
(3) 「北海道、青森、・・・」と地図に指をおき、県名を唱えさせる。初めに必ずこの作業をさせる。この作業をさせないで、ただ文字をなぞるだけでは漢字練習になってしまう。
「地図に指をおいて、県名を声に出して言います。」
「分からないときは右側の答えを見ます。」
(4)覚えた子には右側の答えを下敷きやノートなどでかくさせて、挑戦させる。
「覚えた人は、答えを下敷きなどでかくしてやってごらん。」
(5)学習していない漢字がある場合は空書き(人差し指を出して空中に書く)で確認する。
教師が黒板に1画ずつ書くのに合わせて全員で声に出して空書きする。何度かやる。
(6)「なぞり書き」をさせる。
「鉛筆で県名をなぞりましょう。」
「1ミリもずれないように丁寧になぞります。」
(7)「写し書き」をさせる。
「右側に丁寧に写しましょう。」
(8)教師のところに持ってこさせて、チェックする。
丁寧に書けていれば赤鉛筆で○をする。
「終わった人は、先生のところに持っていらっしゃい。」
(9)合格した子には(4)の活動をさせる。
「合格した人は、覚えているかもう一度確認しましょう。」
【2日目】<なぞる→うつす> 社会の授業の開始5分程度で実施。
(1) 1日目と同じ要領で残り半分をやらせる。
【3日目】<たしかめる> 社会の授業の開始10分程度で実施。
(1)2ページ目を開かせる。 「2ページを開きます。」
(2) どのくらい覚えているか確認させる。
「今日は@〜Hまで全部やります。」
(3) 「北海道、青森、・・・」と地図に指をおき、県名を唱えさせる。初めに必ずこの作業をさせる。
「地図に指をおいて、県名を声に出して言います。」
「分からないときは右側のヒントを見ます。」
「覚えている人はヒントをかくしてやってごらん。」
(4)どれだけ覚えたか、各自にテストをさせる。
「@〜Hの左側の枠だけやります。ヒントで最初の文字が書いてあります。」
「終わった人は自分で答えあわせをします。」
「1ページを見て、赤鉛筆で1つ1つ○をつけます。」
(5)間違ったところや分からなかったところだけ、右側の枠に正しい答えを書かせる。
「間違ったところや分からなかったところだけ、右側に正しい答えを書きます。」
(6)教師のところに持ってこさせて、チェックする。
「終わった人は、先生のところに持っていらっしゃい。」
合格のハンコやサインをする。
(7)テストの予告をする。
「この次はテストをするのでお家でも練習していらっしゃい。」
【4日目】<テスト> 社会の授業の開始10分程度で実施。
(1) 本番テストの前に練習をせる。
練習には1ページ目を使用するとよい。1日目の(4)の要領で練習をさせる。5分ほど時間をとる。
予備テストとして、各自社会のノートに答えを書かせる方法もある。
(2)19ページ目を開かせ、テスト用紙を切り取らせる。
「19ページを開きます。」
「テストを切り取ります。」
「日付、名前を書きます。」
(3) テストをさせる。時間は2分。
「左側の枠に答えを書きます。時間は2分。」
(4)できるだけ漢字で書かせる。自信のない漢字には読み仮名を上に書かせる。漢字が間違っていても読み仮名があっていれば○になる。読み仮名のところに小さい○をつける。
答え合わせの後、右側の枠に正しい漢字を練習させる。
(5)隣同士交換して答えあわせをさせる。
「隣同士交換して、答えあわせをします。」
「合っているものだけ○をつけます。」
点数は100点満点で、減点法をとる。
1つ間違えると90点。2つ間違えると80点。
(6) 教師のところに持ってこさせて、チェックする。
「答え合わせが終わったら、先生のところに持っていらっしゃい。」
合格のハンコやサインをする。
(7)名前の順に点数を発表させ、名簿に記入する。
次のように番号と点数を言わせる。
(1番、100点です。2番、90点です。・・・)
パスも認める。点数の低い子への配慮。
「点数を発表したくない人は、パスと言います。最後にこっそり先生に教えに来ます。」
(8)テスト用紙をノートに貼らせる。スティックノリ使用。
【満点でない子の再テストの方法】
(1)間違ったところだけをテストする。右側の枠に書かせる。
(2)隙間時間を使って行う。
例えば、授業を少し早めに終了して残りの時間に行う。
(3)教師のところにもってこさせて、○付けは教師が行う。
(4)合っていたら、点数のところに「100点」と書いてあげる。
都道府県フラッシュカードと合わせてやると効果的である。
都道府県フラッシュカードを活用する
@北海道と東北地方のフラッシュカードを用意する。
A授業のはじめ数分にやる。
Bはじめは都道府県が書いてある方を表にして、テンポよくやっていく。
C慣れてきたら、都道府県が書いてない方を表にしてやる。
D3ステップワークと合わせてやっていく。
授業のはじめ数分にフラッシュカードをやり、その後、3ステップワークをやるという流れがよい。
5年社会科フラッシュカードも合わせてご活用ください
都道府県パズルを活用する
100円ショップで売っている都道府県パズルをA4の書類ケース(これも100円ショップで売っている)に入れる。合計200円。
これを2人1組で使えるように準備した。
@隣同士協力して完成させる。慣れてきたら、どのペアが早くできるか競争させてもよい。
A個人でタイムを計って、ランキングにしてもよい。
B休み時間には、自由に使わせる。
都道府県7色カルタを活用する
作成法、使用法など後日書きます。
地図記号カルタもご活用ください。