JMI電動フォーカサー

天文台の望遠鏡3本の鏡筒の接眼部に、JMIの電動フォーカサーを付けてみました。本当はロボ・フォーカスにしたかったのですが、簡単に手に入るこちらにしました。
これまで、写真撮影時のピント合わせに苦労していました。フォーカサーにモーターを付けてリモコンでピント合わせができれば、フォーカスノブを回してはパソコン画面を見てという、あっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返しをしなくて済みます。それだけでも大きな労力減になります。

しかし、やってみると思った通りにはいきません。35cmとイプシロンは、取り付けはあまり問題なくできました。しかし、リモコンには回転スピードのハイとローがあるのですが、ローにしても多少速すぎるように思います。TOAは、取り付けはできましたが、動かしてみたらダメでした。TOAはFタイプの大型接眼部なので、モーターのトルクが足りないようでうまく回りません。そこで大改造しました。減速微動ノブ側を回すようにしました。回し方は、35cm主鏡用(フェザータッチ接眼部用)と同じやり方です。また、簡単にモーターの切り離しができるようにしました。このようにしたら、フォーカサーがゆっくり回ってくれて、微妙なピント合わせができるようになりました。
ε180用も、モーターの回転が速すぎるようなら、このやり方に変えようと思います。今のところ、コントローラのボタンを「たたく」程度に押せば、最小回転角度で回ってくれます。

JMI電動フォーカサーの欠点は、モーターとコントローラをつなぐケーブルが短いことです。アイピースを覗きながらコントローラを動かす分には何の問題もありませんが、ちょっと離れたところにあるパソコンモニタを見ながらのフォーカシングには短すぎます。モーターとコントローラは3.5mmモノラルプラグで接続されています。オーディオ用の3.5mmモノラルプラグ延長コードを買ってくれば問題解決です。

以上はすべて写真撮影時の話です。眼視の場合は、電動フォーカサーなど使わないで、手で回した方が早くて正確です。そのため、今回のTOA用のような形で、簡単に切り離せるようにしないと不便です。
























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