COAT, MAN’S COTTON WIND RESISTANT, SATEEN, 9 OZ, WRT OG 107

  DSA-1-2157-63-C

実物

 

 

 

 

契約年度1963年のM-51 FIELD JACKETです
メーカーは不明です
実使用されていた物で、両胸・両肩にパッチを剥がした跡が有ります
裾のゴム入りドローコードは、変質硬化していた為外してあります
その他汚れや裾部生地の疲労による穴など有り、使用感は100%といった所ですが
ビンテージ物としては程好い按配で、M-51にありがちな袖の擦り切れも有りません

M-51はM-65の前身にあたり、各部に相違は有るものの全体としてはよく似ています
素材はコットン100%で、ジャケットそのものはコットン50%/ナイロン50%のM-65よりも軽量です
全体のデザインはM-65程には洗練されておらず、やや野暮ったい印象も受けます

この契約年度1963年のM-51は、胸ポケットのマチが付いていないという特徴が有ります
この仕様はこの年度分だけだそうで、そういう意味ではややレアなモデルという事になります
個人的にはマチ有りの普通の胸ポケットの方が、バランス的にも格好がいいとは思いますが...

専用のライナーを装着してあります

ファスナーはCROWNのアルミ製です
スプリングロック式のスライダーが使用されています
MA-1等に使用された物と同じ物でしょうかね?
 

袖はボタンで2段階に絞れるようになっています
このボタンはM-65のボタンとよく似ていますが、こちらは光沢仕上げになっています
尿素ボタンと呼ばれ強度が高いのだそうです

残念ながらサイズ表記のラベルは欠損しています
サイズ自体はSMALL−REGULARです

M-51の専用ライナーです
素材はウールパイルと聞いた事がある気がするのですが、よくわかりません
布地の両面がスウェットの裏地のようにパイル地になっていて
内側にはナイロンが張られています
ナイロンは褐色が始まっていて、元はオリーブグリーンだったのだと思いますが
今はブラウンのような色合いになってきています
見た目よりも重量が有るので、M-51に装着するとズッシリと重いジャケットになりますw

ライナーに押されているスタンプです
1958」は、1958年度契約という事でしょうか...

 

 

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