MA-1  MIL-J-8279D  (DSA 100-3881  28 APRIL 1966)

実物

 

 

1966年度契約/1966年納入の8279Dモデルです。
パッチとベルクロは元から付いていたものです
リブが少々虫食いにやられていましたが、リペアしました
シェルにもそれなりに油汚れやシミが有りましたが、ジッポオイルクリーニング(!)と洗濯で大体綺麗になりました
実用されていたにもかかわらず、全体的には痛みは少なく状態は良い方だと思います

 

 

 

メインファスナーはCONMARです
革タブは欠損していた為、適当な革ハギレで自作しました
一応実物から型を取ったのですが、カットが下手な為少々イビツなのはご勘弁w
最初は革が妙に新品臭くて浮いていたんですが、洗濯してやるとそこそこの風合いになりました

ポケットCONMARです
こちらもまあまあの状態ですが、波打ちの為開け閉めはイマイチです


ファスナーテープの下端部は痛み易い所ですが、このMA-1も補強布が剥がれてほつれが起きていました
そこで、表裏を挟み込むようにナイロンの補修テープを貼って補強を施してやりました

この補修テープ、元々は
シェルナイロンの補修に使おうとして買ってみたものだったのですが
どうもそちらの用途としてはイマイチな結果となっておりました...
しかしながらこのファスナーテープの補強という用途においては、素晴らしく頼れる存在となってくれます
非常に薄く柔らかいのにもかかわらず、強力な粘着力を持っていますので
ファスナーテープ表面のデコボコにも無理なくフィットして、差込口に干渉してキツくなったりしません
それでいて強度も充分で、テープ表面のこすれによる痛みも防止してくれます
この部分の痛みにお悩みの方は、一度試してみてもいいかもしれません

あ、弱点としてドライクリーニングには耐えられないみたいです
でも、もし剥がれてもまた貼ればいいので、私はあまり気にしていませんです


SACのパッチ付きです
表も裏もきちんと縫製糸の色を合わせて、丁寧に縫いつけられています

RIXONさんが所有されていたのでしょうね...
RICKSONさんじゃなくて残念w
上部以外は縫製が取れてしまっていたので、手縫いで仮留めを施しました

 

 

今回はリペアの前後に写真を撮りましたので、せっかくだから並べてみたりw
ちょっと手を掛けてやるだけでも、見栄えは結構変わるものです

 

 

BackHOME