リペアあれこれ

その3

 

 

!! WARNING !!
以下の内容は、私が実際に試した経験に基づく内容ですが
同様の行為を行った場合について、結果を保証するものではありません
また、同様の行為を行う事をお勧めするものでもありません
もし、あなたがお試しになる場合には
御自身の責任において決断の上、行って頂けますようお願い致します

 

 

 

どちらかというと私は手首が細い方なんだと思い知らされるのは
古着を買うとほぼ間違いなく、手首のリブがフィットせずに隙間が空いてしまうからです
携帯電話を持つようになってから、私は腕時計をするのも止めてしまったのですが
腕時計をして着用されていたと推察される古着のリブなどは、見るも無残に伸びていて
もう一本手首が入りそうな位隙間があいている状態というのは、かなり情けないものです
私はちょっときついかな、という位にテンションがかかったリブが好みなので
実際の所かなり深刻な問題となっておりました
がんばってトレーニングした所で、手首というのはそれ程太くなるものでもありませんし...

 

そんな訳で

 

 

今回は緩んだウールリブを自分の手首に合わせて縮ませてフィットさせる方法です
某裏技番組で紹介されていたニットの修正方法に、私なりのアレンジを加えたものです
思っていたよりも上手く出来ましたのでUPしてみます

 


使用する道具は御覧の通りです

@まち針
Aハンドスチーマ
B水切りネット
Cタオルと輪ゴム



まずタオルを自分の手首より少し細くなるように調整して畳み巻いて、棒状にして輪ゴムで止めます





棒状のタオルを袖リブの中へ差し込みます
この時点でタオルとリブの間には隙間が有るのが写真でおわかりでしょうか?





水切りネットを縮めたい部分の上へ被せてまち針で止めます
面倒ですが、まち針は出来るだけ多く使用した方が後で困りません
まち針の頭をあまり強く押し込むとリブに跡が残ってしまいますので
ネットに当たったらそこで止めるようにします
タオルがしっかり巻いてあれば、根元まで差し込むだけできちんと固定できます





こんな感じで、先端まできっちり刺して固定します





次に水切りネットをぐるっと一周巻きつけて引っ張り、リブをタオル棒との間に挟んで縮ませます
この時、挟まれたリブにシワが寄って折れ曲がっていたりしてはいけません
リブが全体的に均等に縮んで、タオル棒にフィットするように調整しながら引っ張ります
最後の仕上がりに直結する一番重要な作業なので慎重に行います

※どうしてもシワになって折り目がついてしまう場合は、タオル棒が細すぎるのが原因ですので
一度外してタオル棒を今より太くなるように巻きなおします
その太さで一度処理を行い、タオル棒を細くして再度処理を行えば、なんとかなると思います





納得いく状態で水切りネットが巻けたら、まち針で固定します





これで準備は完了です





ハンドスチーマで蒸気を当てます
一箇所につき30秒位ずつ、少しづつずらしながらぐるっと一周します
高温の蒸気を使用しますので、火傷しないように注意が必要です





全周囲に当て終わったら、あら熱がとれるまでこの状態のまま待ちます





大体冷めてきたら、まち針を取り除いて水切りネットを外します





タオル棒との隙間が無くなって、ピッタリフィットしているのが分るでしょうか?





左が処理後で、右が処理前の状態です





高熱の蒸気によって、水切りネットは部分的に縮み融着してしまい
無残な姿に...

でも35枚入が100円程度で買えますので、使い捨てでも惜しくは無いでしょうw
別に水切りネットでなくても、同様に使えるものであれば何でも構いません
ただ、滑りの良い素材で出来ている方が使い易いと思います

 

 

 

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