アジアの素敵な航空会社たち

Diary

アジアの素敵な航空会社たち

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Biman Bangladesh Airline


旅に出る前には殆ど飛行機など乗ったことが無かったのだがアジアを旅している間に

いくつかのユニークな航空会社に出会うことが出来た。ここで少し紹介していきたいと思う。


まず旅の出発である成田空港からバンコクのドンムアン空港までは格安航空券で買った

「エア・インディア」を利用した。文字通りインドの航空会社である。よく出発が遅れることがあると聞いていたが

成田空港の案内板を見るとその日は予定時刻よりも30分早く出発との表示が…。旅のはじめから

『時間通りに来た人は大丈夫なのか??』という要らぬ心配をかけさせてくれたのであった。

格安チケットであった為いろいろな不安はあったのだが、機体もしっかりとしていてとりあえず安心した。

スチュワーデスは皆、恰幅の良いインド人で、機内に入ると香辛料の臭いがして異国ムードたっぷりといった感じ。

予想通り機内食はカレーで、本場のカレーは美味しかった。ベジタリアン食とノンベジタリアン食に分かれており

俺もこれからいよいよ異国に飛び立つのだなーと気を引き締めたものである。



タイ、マレーシアをバスと列車で回った後、俺は空路を利用してタイの首都バンコクからバングラディッシュを

経由してインドへ入国した。もともと貧乏旅行と決めていたので航空券に関してはバンコクの旅行代理店を回って

一番安かった『ビーマン・バングラディッシュ航空』という会社のものを選んだ。夜中バンコクのドンムアン空港を飛び立ち

3時間くらいでバングラディッシュの首都ダッカに到着。その後市内のホテルに向けてワゴン車に押し込められホテルに移動。

到着後そのホテルで一泊。翌朝、ワゴン車で空港まで戻りカルカッタに向けて出発するといった具合である。

チケット代は日本円にして1万円ちょっとで、距離やエアコン付きのホテル代が込みと考えるとかなり割安感はあるかもしれない。

この航空会社に関するネタはたくさんあるのでここで紹介しておこう。



格安ゆえに当然いろいろな問題があるわけで、搭乗前「あの会社の飛行機は乗務員による盗難もあるそうだから

貴重品は必ず機内に持ち込んだほうが良い」という噂を他の旅行者から聞いていた。実際に俺もバンコク→ダッカ間で

預けた荷物の中のボブディランのカセットが無くなっていたことがある。バンコクから日本へ帰国する際も

俺は懲りずにこの航空会社を利用したのだが、今度はバックパックのサイドポケットに入れた携帯ナイフが無くなっていた。

この時ばかりは成田空港のサービスセンターに文句を言いに行ったのだが、保険に加入していなかった為

受け付けてはくれなかった。まだまだある。一応この航空会社も、乗客人数の多い区間はボーイング機になっており

機内で映画も見せてくれるのだが、到着時間を考えず映画を流すため、一番のクライマックスで「まもなく離陸いたします」

と英語のアナウンスが入り、突然「ブチッ」と映画を切ってしまうのである。それならば最初から映画を流さない方がありがたい。

そのほかにも格安の理由として、深夜出発の早朝到着といったことが上げられるのだが、深夜出発の場合

当然機内で寝ている旅行者が多いわけであるが、時計が深夜の3時を回っているにもかかわらず

寝ている人を起こしてまで軽食を配ったりしてくれるのである。これには流石に閉口した。



一番怖かったのはダッカ→カルカッタ間である。乗客も然程多くない為、機体も小さくどう見ても国際線には見えない。

しかも『どっかの航空会社のおさがり』といった感じで、今にも墜…といった飛行機であった。機内に入ると驚きも倍増で

背もたれの椅子のバネも飛び出ていて寄りかかることも出来ない。一応、飲み物を出してくれた記憶があるが

それどころではなく、およそ1時間半あまりのフライト中、一瞬たりとも気が抜けなかった。



余談になるがもっと恐ろしい航空会社の噂がある。

「パキスタン・インターナショナル・エアライン」というのがあって、通称「PIA」といわれているのだが

先人の旅行者がもじったブラックジョークで『 Perhaps I'll arrive 』と言うのが旅人の間では有名であった。

直訳すれば『多分目的地に着くだろう…』ということになる(笑)



これだけ書いてしまうとアジアの航空会社は…と誤解を招きかねないので、最後にサービス満点の航空会社をお教えしましょう。

それは「ドゥルック・エアー」(ロイアル・ブータン航空)である。ブータン国営の航空会社になるのだが

格安ということでカルカッタ→バンコク間を利用した。価格チケットであった為、全く期待していなかったのだが

これが非常に快適であったのだ。まず、機内に入るとブータン衣装を身にまとった美しい女性スチュワーデスが。

そもそもブータンの人はとても日本人に似ており、その日のスチュワーデスは山口智子似の美人であった。

席が分からず彼女に尋ねると「どうぞ、お好きな席に」との答えが。座席自由とは何ともおおらかな航空会社である。

乗客もあまり多くなかった為、殆どの旅行者はフライト中、椅子に横に寝そべっていた。

その上アルコール類も一切フリーでワインからビールから飲み放題なのである。まさに夢のようなフライトであった。



快適さよりもちょっと変わった経験がしたいという方は、是非ともアジアの素敵な航空会社を!