1992年発売のハンディカム。ソニーのハンディカムで初めて手ぶれ補正機能を搭載。プリズムを動かすことによって補正する光学式。
52Фの大型レンズにより暗所での撮影にも強い。ズームは光学10倍。スーパーインポーズ機能や、ズームマイク、マニュアルフォーカスを初めとした細かな設定で撮影できる。TR-1000はカラー液晶ファインダーを搭載するが、TR-900はモノクロファインダー。当時は液晶の画質は荒く、細かなフォーカスは断然モノクロブラウン管のファインダーに軍配が上がる。業務用の機器もモノクロと言うのもうなずけます。
大型レンズ搭載(左)と360度、利用可能なワイヤレスリモコン受光部(右)
本体のマイク上部にある、リモコン受光部は利用時にポップアップさせ回転させることにより、360度どこからも操作可能。
この頃、発売されたハンディカムには例の糞コンデンサーが沢山実装されており、このハンディカムも例外ではありません。しかし、購入後、凄く気に入ったモデルで、94年、97年8月に修理に出しており、97年の修理時に表面実装型コンデンサーを対策済みに交換してあり、おかげで、現在も完全動作が可能です。
気に入った機種ですので、2度修理に出しました。
以前所有していた、TR-75に比べ、画質で比べ物にならないくらいに向上し惚れ込んだ一台。ただバッテリーはニカド式のため、あの面倒なメモリー機能があり管理が大変でした。
現在も、所有するハンディカムの中では最古のモデルですが、動体保存しております。