シンアイ建設では、身近な「街の大工屋さん」を目指し今日に至ってまいりました。
起業した2006年当時は、大手ハウスメーカーからの下請け大工工事を頂いていました。
当時の私は「とりあえず仕事をやらなくては」「与えられた仕事を一日でも早く終わらせ
利益を少しでもあげよう」 という考えしかありませんでした。

そんな、必要以上の工事などせずに、自分のこと（会社の利益）しか考えずにお客様のことは二の次になっていた私に転機が訪れました。

起業して一年くらい経った頃、お客様からサービス工事を頼まれます。
一日でも早く工事を終わらせたいと思っていた私は、その工事を断りました。
その時、お客様から言われたことが

「ハウスメーカーの下請け大工はそんなもんだよね」
「お客さんの利益より、メーカーや自分の利益にならないとやる意味ないんだろうね」
「マイホームって一生に一度しか作れないのに残念」

ハッとしました。「自分はなんのために仕事（大工）をやっているのだろう。」
ハッキリ言って当時は自分の事しか頭になかったのです。
このままではダメだと強く思いました。
そして私は一大決心をします。

「お客様のことを本当に、一番に考えなくてはダメだ。その為にはメーカーから抜けて
お客様から直接仕事をもらえるようにならないと…」

そして、メーカーから下請け工事をもらうことをやめました。
当初、恥ずかしいくらいに全く仕事がありませんでした。
それはそうです。その当時私は26歳。そんな若いなんの信用もない若造に一生のマイホーム、家のリフォームを頼んでくれるお客様はいません。

最初は本当に小さなリフォーム工事がほとんどでした。でも、どんな小さな工事でも手を
抜かず、お客様に喜んでもらえるように、それだけを心がけてやっていくうちに徐々にですが規模の大きな工事も頼まれるようになっていきました。

そして今では新築や大規模なリフォーム、店舗改装なども頼まれるようになり、栃木市に
事務所兼展示場を建てられるまでになりました。
やっぱりお客様のことを第一に想い「信用」と「愛情」の気持ちを持って仕事をしていれば、お客様はちゃんと評価してくれる。そう思いました。

これからも「お客様第一」の「街の大工屋さん」として、栃木市近辺（近郊）のお客様の
お役に立てればと思っています。

今では地元大平町商工会の青年部部長や青年団体連絡協議会の副会長という大役にも任命
され、商工会行事地域イベント等にも率先して参加して、もっと社会や地元を盛り上げていける、地域貢献できる会社になれるように頑張っていきます。

まだまだ小さな会社ですが、「街の大工屋さん」のシンアイ建設をどうぞよろしくお願い
いたします。

川田俊介