♪栃木市文化会館チェンバロを購入♪
 昭和62(1987)年5月、栃木市文化会館にて文化会館、市民劇場(音楽、演劇等の鑑賞団体)、むさしの会の共催により武蔵野音楽大学による、モーツァルトの「フィガロの結婚」が上演されることとなった際、伴奏楽器としてチェンバロが必要となり、これを機会に文化会館で購入した。購入に当たっては文化関係者のご尽力があった。
 「フィガロの結婚」が成功裡に終了したあと、チェンバロの啓蒙と利用促進を図るため、同じ共催団体で「チェンバロ披露コンサート」を9月に実施した。コンサートは渡邊順生氏のチェンバロと渡邊慶子氏のバロックヴァイオリンによる演奏会であり音楽学者の市川信一郎氏、チェンバロ製作家の横田誠三氏を招き、古典音楽や古楽器の解説をまじえ大好評を博した。

♪(仮)栃木音楽祭 調査委員会の発足♪
 このような人の心に響く特色ある楽器を活用して、本市の音楽向上と個性あるまちづくりを図る音楽祭を催すことができないか、と、関係団体有志と文化会館とで話しあった。
 機運が盛り上がり、特色ある音楽祭開催の可能性をさぐるべく、昭和63(1988)年4月、市民団体代表者により、栃木音楽祭調査委員会が発足した。

 調査委員会では、調査の一環として、昭和63年9月24、25日にプレ・栃木[蔵の街]音楽祭を開催することとし、プロデューサーに市川信一郎氏を迎え、手づくりの音楽祭を目指し、編成、演目に至るまで協議をしつつ企画を練った。その結果、出演者は直接交渉することになり、栃木[蔵の街]音楽祭のプレ・フェスティバルが開催された。

♪調査結果報告書を市に提出♪
 プレ・栃木[蔵の街]音楽祭が、演奏者のみならず多くの市民参加と協力が得られ、国内外からの反響も好評であったことにより、「オリジナル楽器」をテーマとした音楽祭開催の可能性を確信し、11月30日、調査結果の中間報告書を市に提出した。市はこれを受け、市民行動をベースにした音楽祭の開催を決定した。

♪栃木[蔵の街]音楽祭実行委員会の発足♪
 「オリジナル楽器」をテーマとした音楽祭を開催すべく、平成元(1989)年4月25日、市民団体代表者90名、行政職員4名、計94名の構成による栃木[蔵の街]音楽祭実行委員会(以下「実行委員会」)が発足した。

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©栃木[蔵の街]音楽祭実行委員会